Far Cry 2 に関して思うこと

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Far Cry 2に90点を与えた理由を述べよう。
幾つものミスが見受けられるゲームタイトルに高得点を与えるのは私のポリシーに反しているし、人を選びすぎるデザインも、客観的に観るのであればもっとマイナスすべきだったのかもしれない。
しかし、このゲームの問題はそういった些細な事ではなく、このゲームが持ち合わせる『ゲームの面白さ』というテーマにある。
これまでに発売された多くのゲームは開発者から与えられた分かり易い面白さの集合体であった。
Far Cry 2は真逆でプレイヤーが面白さをゲームに与えるのである。
我々の心がQuakeから進化していなかったとしたら史上稀に観るクソゲーなのだが、そういった声は少数に留まっているように思える。

確かにゲーマーは進化したのだ。

Far Cry 2はその度合を調べる検査機のような存在であり、本当に実験されているのはプレイヤー側のような気がしてならない。
このようなテーマを内在的に含むゲームは点数を出しづらく、どうしても感情的な物言いで書くしか無かった。
あのレビューで【考察】という項目があるのには、あれ以上Far Cry 2を要素やデータで語ると文章が長くなるばかりで本質を見失うと判断したためである。
貴方がライトゲーマーであるのなら、あの作品は全てにおいて『ツマラナイ』を提供するだろう。
自分の中にある面白さを形作ろうとする好奇心があるプレイヤーは、このゲームこそが楽園である。

この楽園で90点分の私なりの体験をしたので高得点を付けた。
Far Cry 2は私に何点を付けただろうか?
考えさせるゲーム、それが問題作と言われている所以なのかもしれない

Tribes AscendがSteamに来ていた件

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噂に聞いていたTribes AscendがSteamに来ていたのでプレイしてみた。
Tribesシリーズは触ったことがなく、Quake3の亜種と思い込んでいたのでプレイして来なかった。
だってスポーツ系FPSって、プレイヤーのレベルが異常なくらい上手いんだもん・・・

Quake3並のドギツイFPSかと思っていたが、案外簡単に動ける
平地を滑って、ジャンプして、敵を撃つ という一連の動作が面白い

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やった 弾を当てたぞ!!

動きの速さがスポーツ系らしい感じで、かなりスピード感がある
そして敵を倒すのが難しい・・・
なのに敵プレイヤーは弾を当ててくるんだよなー どんなAIMしてるんですかね・・・
コイツら プロか・・・

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最前線にギコチないジャンプ移動で向かう

プレイした印象は面白い

確かにテクニックは必要だが、敵を倒した時の喜びは大きいし、何よりキャラクターを動かしている感がビシビシ伝わってきて爽快だ。
奥が深そうなFPSでハマってしまいそうだ
問題は私が下手すぎてチームに迷惑をかけてしまっていることだ・・・
壁に挟まって藻掻いているPathfinderがいても撃たないで下さい。

くそー 皆上手すぎる

Far Cry 2 レビュー

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2008年に発売されたオープンワールドFPS
プラットフォーム Xbox360,PS3,PC
開発 Ubisoft

Wolfenstein 3Dから始まったFPSは、その後驚くべきスピードで進化を続けた。
このジャンルは主なプラットフォームがPCであったために、家庭用のハードの制約を受けず、早期から3Dゲームが自由な発想の下、自由な人達(小さな会社や集団)によって作られてきた。
又、ごく初期に完成された雛形『Quake』があったことも大きい。
冷静になって考えれば、もっとQuake天下が続いても不思議ではなかったと思うが、まるで恐竜のように多岐に渡る進化をしたFPSは1つのタイトルに天下を与えることはなかった。
FPS初期は3Dゲームを作るのに今ほど整った技術も無かったのだが、開発者達は進化を形にするために何から何まで1から創った。
アイデア、ゲームエンジン、ゲームの創り方・・・
ゲームエンジンの進化はゲームタイトルに幅広い息吹を与え、アイデアを形にすることを渇望した彼らは、実験場と実験道具を手にした先駆者となった。
FPSの節目は2004年で、この年にアイデアと技術の見通しの『答え』が集中した。
中でもCrytek製作のFar Cryはゲーマーの間では伝説的な扱いを受けている。
それまでの一本道スタイルとは異なったデザインを持った野心的なゲームだった。
アイデアだけではなく、一際優れたエンジンを積んでいたために進化を推し進めたFPSタイトルなのだ。
ただし、細部で幾つかのミスを犯しているし万人向けではなかったことも追記しておく。
その後、Electronic Artsに移ったCrytekは安安とFar Cryを捨ててしまいCrysisを発売。
Crysisは素晴らしいタイトルなのだがまた別の機会にでも述べることにしよう(私はCrysisが大好きなのだ!!)
今回レビューするFar Cry 2はUbisoft製作であるために前作とは一切関係ない
名前だけ『Far Cry』なのである。
しかしながら、これまでに発売されてきたどのFPSにも属さないFar Cry2はFPS史上最大の問題作と言っても過言ではない
正直な話、今回のレビューは相当偏った『1つの見方』である。
言い訳をするのであれば、このタイトルに関しては好き嫌いがハッキリと別れるために、両極端な評価しかならないものと思われる。

【自由なアフリカの傭兵】
Far Cry 2はオープンワールド形式のFPSで、広いアフリカに2つの組織UFLLかUPRからのミッションを引き受けていく事で物語は進行していく。
アフリカを舞台としたMAPは恐ろしいほどに広く、そして異常なほどに作り込みをしている。
マップのロケーションも大変に豊かでアフリカの草原からオアシス、森林、砂漠は見ていて飽きない。
MAPが広すぎることもあって移動は車を使うことが多い。
また車以外の移動手段も豊富で、小型船からハングライダー、ファストトラベル可能なバスが利用可能だ。
ただバスは使い勝手が微妙に悪いために、移動をするだけなら車が最強である。
時間の概念があり、蒸し暑いアフリカは最高に心が高鳴るし、夜は静かさを体験させてくれる。
かなり濃い人物像で、しかもかなり英語が訛っているキャラクターが多い。
それに准してセリフ自体もかなりの量があるために、英語が苦手だと戸惑うかもしれない。
まさに野暮ったいアフリカの内戦という空気が随所に見受けられるために、センスは1級といえる。

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依頼をくれる(善人には見えない)人達 

【独自性溢れるシステム】
Far Cry 2に登場する銃器は使い込んでいくと劣化していき動作不良を起こしてしまう。
さらに使い込めば銃本体が壊れてしまう
武器はメイン、サブ、スペシャル、投擲の4種を自由に選んで使うことが出来るのだが、ゲーム内にいる武器屋のミッションをこなせば武器数が増えていく。
報酬で得たダイヤを使用して新しい武器を購入したり、銃の性能を上げたりすることができるのでダイヤは、この世界の通貨となっている。
メインミッション以外にもバディミッションがあり、こなしていけばバディ(相棒)と信頼が高まり、戦闘中に死亡しても助けに来てくれるようになる。
このゲームは思いもよらないことが起こりやすいので、こうした救済はシステムとして成功している。
相棒は何人か存在しており、このゲームの数少ない仲間として手助けしてくれる
こういった設定も内戦らしい空気造りに寄与している。
変わった要素としては『隠れ家』が各地に点在しており、これもミッションをこなしていけば物資溢れる秘密基地になっていく。
購入した武器も大きな隠れ家では壁に掛けられて自由に持ちだし可能なので、武器が壊れそうになったら隠れ家に行けば
解決する。
隠れ家自体のアップグレードは比較的早期に完了させれば、攻略がグッと楽になるし、段々と変わっていく我が家は見ていてうれしくなる。

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地図を手に車で移動をする マップが広いので迷子が起こりやすい

【戦う傭兵】
戦闘は恐ろしくシンプルな造りで、原始的ともいえる楽しさが詰まっている。
銃が作り込まれおり、確かに撃って敵を倒す喜びを得られる。
MAPが広いため狙撃銃全般が強いのだが、たいして弾薬が持てないという悩ましい制約があり、持っていく武器については毎回変えていくのがベターなのではないだろうか。
狙撃銃とアサルトライフルが一緒に持てないために武器バランスが良好で、とにかく自分なりの組み合わせを考える必要性がある。
武器の組み合わせでバランスを保っているFPSはかなり珍しい。
またコンバットにおける本作最大の要素が火事だ。
草原に火炎瓶を投げればあたり一面が火の海と化し焼け野原になってしまう。
また地面だけではなく木造建築であれば燃え移るという要素があり、上手く使いこなせれば強力な攻略手段となりうる。
また風向きで火の勢いが変わるという徹底っぷりで、本格的なシステムとして成り立っている。
このため火を扱うと有利な局面もあれば自分が不利になってしまう側面を持つためにドラマ性が強い戦闘システムといえる
敵AIも頗る良く、野外戦闘であれば回りこみをしてくるし、隠れながら射撃を積極的に行うために難易度が高いと苦戦をしやすい。
オープンワールドを生かした動きをするAIなのだが、室内戦闘だと少しぎこちなくなる。
引っかかったり、壁を向いたままになってしまったりと狭いトコロは苦手のようである。
ただ、戦闘の大部分は野外だし、室内戦も動きが悪いというより動きが遅い方が多いので
単に『素晴らしいAI』の一言で終わらせてしまっても良いと思える。
また目立ったバグ類が一切ないのも追記しておこう。
オープンワールドゲームでこれだけバグがないのも凄いことだ。

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火事は特別な現象ではなく、意図的に起こすことが出来る手軽な攻撃手段だ

【ダメな点】
多くダメな箇所が存在するのが本作だ。
MAPに点在する検問所に敵がいるのだが、近くを通過しただけで撃たれる
UFLLかUPRのミッションを請け負っていても仲間とは認識されないようで、依頼の邪魔をしているようにしか思えない。
検問所の数も多く、また全滅させたとしても検問所から一定距離離れると敵が復活するので邪魔すぎるのである。
ジープで巡回している敵もいるのだが、見つかるとありえないストーカー行為をしてきてイライラする。
あまりにもしつこい追跡だったために、私の知的好奇心が呼び起こされ
敵のジープに見つかった状態で逃げ切れるのかどうか試してみたが、少なくても陸地で彼らを振り切るのは不可能である。
(川に逃げるか、崖から落とすかだと逃げ切れるがリスクも大きい)
おかげで無駄に運転が上手くなった
主人公がマラリアにかかっている設定のため、定期的に薬を飲まないと視界がぼやけてしまうのだが上手く機能していない。
薬は別個のミッションで手に入るのだが、問題は薬の残量が解らない仕様なので、いつ薬がなくなるのかプレイヤーは判断できない。
しかも薬ミッションは常時受けられないので、薬が切れそうになった瞬間にしか薬ミッションを開始できないデザインだ。
そもそもマラリアというデザインがゲームの進行上邪魔でしかなく、意味不明すぎて何がしたかったのか理解に苦しむ。
ミッションパターンが暗殺、破壊、奪取の3パターンしか無いため普通にプレイしていると飽きる(後に考察で詳しく述べる)
そしてストーリー的にも中盤以降 大きな展開がないのでゲーム展開が単調なのである。
いや、究極の単調と言ったほうが正確である。

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楽をするのであれば狙撃だけでクリアはできるのだが・・・

【考察1】
Far Cry 2は面白さをアシストすることを放棄したゲームであると考えられる。
綺麗なグラフィック、凝った戦闘システムに深みのあるMAPを『どのように使ってプレイすれば面白くなるのか』という説明を全て省いた恐るべき考えを内に秘めたタイトルだ。
何から何まで『面白さ』を強制的に教えるタイトルではなく、プレイヤーが考えた『面白さ』を実行に移す場を提供しているだけなのである。
そのためスタートからゴールまで何をすればいいのか、どうすればいいのかを説明しなかった。
そう考えるのであれば、実に辻褄が合うのである。
例えば、ミッションパターンが3つしかないという点に関しては、ミッションのバリエーションが増えるとプレイヤー側は考えてきた『自分が考えてきた面白くする方法』を実行に移しづらい。
よってミッションのバリエーションは貧弱かつシンプルにしなければならなかったと結論が出せる。
長すぎる移動でも同じである。
このゲームの移動は広いMAPと相まって大変に時間が掛かる。
そしてとてつもなく単調な、イライラを含む移動だ。
それは目的地に着きクリアするための移動だから面白みがないのである。
このゲームは特に移動手段に制約を課してはいない。
別に不都合である船を使おうが徒歩で行こうが自由なのである。
MAPにはいたる所にダイヤが隠させているのだが、これはそういった考えを持つプレイヤーにとって有利になるような配慮なのである。
さらに言うなら、このゲームは移動であれ、戦闘であれ手段が異常に多く存在する。
それに気づいたプレイヤーは苦痛であるはずの移動でさえ、自分なりの考えを織り込むのである。
それが出来るだけの最低限のクオリティを本作は持っている。

ストーリー展開に大してドラマ性がないのも理解できる。
別に無くて良いのだ。
戦闘を凄まじく作り込んでいるので、戦闘でドラマを演出すれば問題はないのである。
ストーリーとは開発者が与えた『だれでも平等に解る面白さ』なだけであり、
最初から色々と放棄してしまっているスタッフに
分かり易い何かを求めるのは間違いなのである。


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火炎放射器でプレイするのはオススメしない 貴方がクリアを目的にしているのであればの話だが


【考察2】
最近、このゲームの本質は時間であると考えるようになった。
ゲーム中にはゆったりとした確かな時間の流れが存在する。
その中でプレイヤーは『面白くするための手段』を考えれば良いのだ。
言わば実験場なのである。
1つのミッションで様々なことを試せるデザインなために、実験をするプレイヤーが本作を全クリするまでにかかる時間は相応にかかるだろう。
完全クリアは実験終了を意味し、我々から手段を考える時間と行う時間の2つを止めてしまう。
考えること、即ち試行錯誤にはプレイヤーの素養も必要なのだが、別に開発者は試行錯誤しろとは言っていないし、アシストもしなかった。
とにかく『何も強要はさせない』を徹底したために面白さは人それぞれになってしまい、結果として貴方が『貴方なりのプレイ』見つけるには時間が掛るのである

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戦闘はクリアするための手段ではなく、楽しさを求めるための通過点でしか無い

ゲームとプレイヤー
ここまでプレイヤーに自由を与えたゲームがあっただろうか?
あまりにも無責任で、考えさせるデザインを持ち合わせる本作は間違いなく時代の先駆者であり、かつある種のテーマを持っている。
ゲームとプレイヤーの関係を真に考えたタイトルは珍しいし、嫌われる要素もあるだろう
私はプレイするたびに考えるのだ
ゲームは進化したが、我々ゲーマーは進化できただろうか?
もしかしたらQuake辺りで『面白さ』を理解したつもりになって時が止まっているかもしれない。
このゲームは
時間をかけて考えたプレイヤーに面白みを与えるという前代未聞のスタイルだ
だからこそ、評価が割れるのだが、私は気に入っている
試行錯誤した結果に得た面白い体験は、その体験者でなければ語れない。
しかし本作における実験者は、その面白くする方法を人から問われても答えないだろう。
このゲームに答えを聞くことは意味のない行為であり、聞かれた人にとっては有意義な質問となるだろう。

90点

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追記 Far Cry 2 に関して思うこと



Mount & Blade Warbandで良き領主を目指す5

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スヴィプル婦人と仲良くなってノルド王国の中枢に居座ろうとする作戦を思いついた主人公
彼女の父親はノルド王国では一目置かれている重鎮だ。
若干下心があるが、出世には彼女が必要なのだ・・・

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街の運営をしたいのだが、戦火が思ったよりも拡大してしまい、それどころではなくなってしまった。

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街を焼き・・・

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騎兵隊で虐殺を繰り返す日々・・・
この戦争はどこに向かっているんだ?
かつての強国スワディア王国は滅び、最大のライバルであったベージャー王国は滅ぶ寸前だ
ノルド王国は戦争で大陸の半分の領土を得るが、大陸そのものが荒廃しているために景気の良い街が貴重になってきた。
幸い、私の領土である3つの大都市は平和で経済状況もかなり良い

ノルド王国は平和な砂漠地帯、サラン王朝に攻めるため領主を集め戦争をするようだ
サラン王朝と私の街は交易上、仲が良いので攻撃はしたくないのだが・・・

破壊と創造のFPS Ace of Spadesをプレイ

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Minecraftをインスパイアした対戦型FPS『Ace of Spades』をプレイ
公式ページにある『Download Now』から実行ファイルをダウンロードし実行、その後サーバーを選んでプレイ
詳しくはWikiを参照

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MAPを掘ったり、ブロックを置いたりして建造と破壊が可能

Ace of Spadesは戦うことが主体のデザインなため、MAP上の建造と破壊は1要素にすぎないのが特徴だ
プレイヤーは自由にMAPにブロックを置いて建造できるし、そうすることで敵の弾を防ぐ壁ができるためチームの役に立ててる実感が強く残る
またMAPを掘れるということは地下からの迂回ができることを意味し、普通の対戦型FPSとは違ったゲーム展開が起こりやすい。

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敵が居たので狙って撃つ

武器は三種類と少ないがバランスが良好
体力が低めなので直ぐに死ぬがリスポーンも早いのでストレス無しにプレイできるのが嬉しい
このゲームは考え方が特徴的であり、MAPを有利に改造したほうが圧倒的に有利な側面を持つデザインで、
極論すればFPSとしてのAIM力はあまり重要ではなく、いかに仲間を守る地形を素早く建造できるかにポイントが置かれている
逆に言えば敵の建造物を破壊すればするほど有利になっていくわけだ

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とにかく建造しまくれ

まだ少ししかプレイしていないので詳しいレビューは差し控えさせてもらうが、単純な面白さがあり、チームプレイについて考えさせるゲームだ。
撃ち合いはシンプルで派手さはないが、案外面白い
色々なFPSをプレイしてきたが、建造と破壊がFPSを此処まで面白くするのは盲点だったと思う。
若干、一部のバグが気になるが新しいFPSに私の心が踊っている
プロフィール

ばりー

Author:ばりー
PCゲームとビールを愛するおっさん
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