DeadIsland:Riptide 続楽園脱出日記 その3

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ゾンビに襲われていた村を救助し、一定の尊敬を集めるジョン君(非武装)は脱出できるのか?
武器を拾っても強化スキルが少ないジョン君に残された道は素手。
もうそれしかない。彼はパンチとキックで世界を救う。

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車の運転?おいおい、私はCriterionマニアだぞ。
車の扱い方は心得ている。
とりあえずメインミッションを進めることとするが、今回は序盤からジャングル戦ということもあり難易度は高い。
盗んだ車でキャンプ場に突っ込み、アッパーカットを連発する主人公、どうみても悪人です。

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マジで北斗の拳と化している。
銃とかナイフとかいらねぇんだよ。

凶悪な悪党

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自身の目的完遂のためだけに稼動することが悪ならば、GLaDOS(Portal、Portal2)という存在は作品を支えた凶悪なAIだ。
何故か研究施設に閉じ込められた主人公は、とても親切にナビゲートしてくれるGLaDOSの誘導に従い、次々と難問を突破していく。1つ1つのパズルを解いていくと、そのうちこのAIは凶悪な一面を表し始め、ついにプレイヤーに牙を向けるのである。そう、全ては科学のために。
GLaDOSはシリーズを通じて重要なキャラクターであり、人気も非常に高い。
その毒のある特有のセリフや、時に慌てふためく様子が何ともいえないユニークさを表現し、『その野望』も決して理解できぬものではない。
続編では味方として再登場し、主人公を助けてくれるのだが、やや悲惨な目にあっていたようにも思える。
ちなみにWheatleyはGLaDOSと敵対したAIであり、彼も悪党として数えてもいいかもしれない。
とは言っても、彼はキュートなマヌケなのでランク外になると思われるが。

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この凶悪な脱獄犯の名前は、Riddickという男で、恐らくFPS史に残る主人公の1人だろう。
非常に危険なキャラクターであり、この世界では幾つかの惑星から指名手配を受けるほどの危険人物だ。
強靭な身体能力に加え、暗闇でも目が利く手術を施してあるRiddickは、ついに賞金稼ぎのJonesに捕まってしまい、脱獄不可能な刑務所に収監されてしまう。
しかし、入所初日から殺人を犯すわ脱獄するわの悪党っぷりで、プレイヤーでさえ恐怖を抱く。
それに加え、登場人物は全員がワルという異常な環境下でさえ、彼は自身の信念を貫き通したどうしようもない悪党である。
時に余裕を見せることもあるが、計算高い性格上、殆どの場合で自身の利益になることしか選ばない。

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Reznov(Call of Duty: Black Ops)はソビエト連邦の軍人であり、歴戦の兵士だ。
大変にパワフルな男で、最前線で指揮も行うなど、暴れまくったキャラクターである。
彼が何故悪党なのかを書いてしまうとネタバレになってしまうので止めるが、それでもReznov程、他人を利用した凶悪キャラクターはいないだろう。
とんでもなくえげつない思想を現実化するために行動をしたキャラクターであるが、そのハイテンションっぷりも魅力の1つ。
他者利用という点ではBioShockも候補に挙がったが、悪質な方を選ばせてもらった。
All must die…

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Vaultハンターの諸君、まぁだ生きていたのかぁ?
ウザイセリフを言わせたらゲーム史上最高のキャラクターであるHandsome Jack(Borderlands、Borderlands2)は外道の極みだ。
巨大企業Hyperionの社長であり、かつ惑星パンドラの(自称)英雄なのである。
人々を圧政で苦しめ、巨大な軍事力による制圧を各所で行い、そして主人公たちを皮肉る…一見すると古典的な悪党にも思えるが、そうではない。
外道さが他の悪党と比べても1つも2つもレベルが違い、そして最後まで一切にぶれなかった。
これ以上に憎まれた大悪党は珍しい故に、彼こそゲーム界の悪の帝王と呼ぶに相応しい。


DeadIsland:Riptide 続楽園脱出日記 その2

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予想通りに難破し、気がつけば南国にいたジョン君(元兵士)は果たして脱出が出来るのか。
とりあえずそこらへんに落ちているガラクタを武器にしつつ、近くの村に助けを求める。
今回もハクスラFPSらしい空気が全開だが、ジョン君のスキルが素手強化という救えぬクソ仕様なため絶望をする。
元兵士なのに、ちょっと酷すぎる。
まぁ、前作のラッパーはタックルがバランスぶっ壊しレベルの強さだったので、今回はジョン君性能で我慢。

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序盤にもかかわらず物量戦。
明らかに難易度が上がっており、初見のプレイヤーには相当にキツイと思われる。
続編と言うよりは拡張版っぽい感じではあるが、少しやり過ぎだ。
DIの法則に従うのなら、生存者は見捨てるべきだが、何となく善人プレイをしてみる。

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問題児サムBが仲間に向かって謎のお仕置き。
お前、ちょっと問題ありすぎんよ。

と、バラエティ豊かなチームは今回もゾンビ島からの脱出を目指す…ちゃんと目指すよな?

World Guide to Beer Stone Ruination IPA

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第53回 【飲料限界線】

100万人にアンケートを行い、集計をしたときに全員が同じ結果になるような質問は何だろうか。
考えるだけでも、色々とアイデアが浮かんでくるが、今回はビールのコラムなので、PCゲームとかロボットだとか意味不明な序文は無しにしよう。
そうなると、『このビールはホップが効いていて誰でも気軽に飲めますね』、Yes or Noで聞くのが良いかもしれない。
今日、飛行機が発達し、もうIPAに存在意義など無くなってしまったのに、十分な地位を確立している。
そして多くのビール好きに恐れられつつも、まだまだ勢力が衰える様子もない。
元々、劣悪な環境下でも耐えうるように製造された特殊用途ビールではあったが、劣悪な環境ではないのに製造されているのも一重にIPAの味がヤバイからだ。
例えるのなら、F1に戦車で出場するようなもの。
まともにレースなんて出来るわけがないが、100万人の中から1人でも望む観衆がいるのならフラッグは振られる。
そう、これはビール史に突如として現れた戦うための飲料なのである。

今回はアメリカ、Stone Brewingの看板商品であるStone Ruination IPAを用意した。
私はIPAマニアではないので詳しくは知らないが、その手の人たちには有名な銘柄らしく、評価も頗る高い。
前面ラベルには大きく悪魔が描かれているが、こっちはオークがいる。
レースは互角といったところかな。

飲んでみよう。
まず私が飲んできた数々のビール中でも屈指の色合いである。
蛍光塗料をぶち込んだかのような光を発しているし、下手をするとオレンジジュースよりもオレンジ色をしている。
香りが凄いことになっている。
『ホップを詰め込んでみました』と言わんばかりのホップ香り、濃すぎる。
正常とは思えない。
味はホップの苦さが弾丸のように舌を貫き、喉に流れ込む。
非常にホップの味わいを感じられるビールで、後味も素晴らしく残る。
驚くべきは、その強烈なキャラクター性であり、紳士的な暴力味を提供してくれる。
苦さも強烈だが、中々に良質なストレートをかましている。
美味しい、不味いではなく、心臓に刻まれるような体験が出来る稀有なビール。

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オレンジ色の悪魔、飲料の限界線に挑んでいる異質なビール。

次回『バルブ』


雑記

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アイギス「まだまだ元気です」

Wheatley「 I'll never break.」


壊れない機械は存在をしない。
それは心を持つロボットやマヌケAIですら逃れることの出来ない運命であり、いつかは『その日』を迎えるのである。
私のPCが見事にぶっ壊れた2月、いつかは来るとは思っていたが、受け入れることは出来ない現実でもあった。
原因は電源であり、それに伴いマザーボートがショック死した、PC故障の原因としてはありふれた例だ。
これはいかにPCが複雑な噛み合わせで動いていても、物理的な問題を防ぐことは難しく、そしていとも簡単に壊れてしまうという当たり前の事柄。
ハァと大きくため息をつくと、自身が高校生だった時代をゆっくりと思い出していた。



田舎生まれの特権の1つは、いくら大音量でBad Religionを流そうが文句を言われないことだ。
そのCDコンポは物心ついた時から自室に置いてあり、聞くところによれば遠い親戚の友人の友人がくれたシロモノらしい。
大変に大きく、少なくともサイズは平均的な中学生男児の胴体くらいはある、見た目はCDコンポと言うよりもジュークボックス寄りであった。このコンポがどこのメーカー製か最後まで解らなかったのは、明らかに個人製作された形跡があったからである。中学生の私ですら一発で個人製作されたカスタム機であると解った位に、オリジナル色が強いオーディオ機器だったのである。
コイツで大方のロックは聞いたし、それで音楽を楽しんでいた。
誰も入り込めない私だけの時間、空間。最高の思い出だ。



音質は頗る良かったが、各種ボタン類に遊びがあり、反応はイマイチ。
幾つかの点で気に入らなかったため、中学生になると内部を改造し始めることになった。
このジュークボックス似の機械は、CDが3枚入るターンテーブルが特色のあるデザインで、後に私を悩ませることになるトラブルの多くはコレに集中をしていた。
特にターンテーブル下の構造が異様に入り組んでいて、完全に『技術者の道楽』がぎっしりと詰め込まれていたために、1つの不具合を直すのに3時間を要することはザラにあった。
しかし、実に美しいアイデアで成り立った構造で、ターンテーブルに不必要に大きな穴が設けられており、上から除くとそこから内部構造がハッキリと目視できた。
つまり、こいつを作った最高に馬鹿げた道楽者は、『内部構造を自慢したい』ためだけに、パーツの位置に気を配り、組み立てたことになる。
今思い出しても、狂気まみれのセンスである。



高校2年生の夏、ついに運命の日が来てしまった。
だいぶ前から不調で、自身で出来る手術は何度も施したが、最後の最後に道楽者のセンス穴に手を入れないと修理できないレベルまで到達をしてしまった。
この不必要な空間に手をつけると言うことは、固有のメリットを壊すことと同義であったため、悩んだのである。
町の修理屋や機械に詳しい大人が観ても、誰もが「こんなの無理だよ、分けがわからん」と頼りない返事をするだけだったし、製作者にコンタクトを取ろうとしたが、結局無駄に終わってしまった。
最後にマトモな音楽を流したのは、The OffspringのCan't Repeatだったため、今でも笑える。
修理人を探している過程で、ある道楽者と出会うことになった。

「このコンポは壊れているし、修理できる人間は製作者だけだと思いますけど…」

「いや、そんなことはどうでも良いんだよボウズ。私はコイツの見た目が気に入ったんだ」

男はアンティーク収集を趣味にしており、このポンコツに5万円を出すと言ってきた。
高校生にとって5万円は美味しい小遣いだったし、当時だと欲しいモノが多かっただけにタイミングとしても最高だった。
交渉は最終的に8万円まで値が上がり、そして決裂をした。

「お前みたいなモノの価値がわからない子供が世の中をダメにするんだ!!」

最後の最後で悪態をついた道楽者の申し出を断ったのは、単に人柄が気に入らなかっただけ。
そもそもコレは見世物にするために製造された機械じゃない、音楽提供できなくなったら破棄するのが宿命だ。
それは数年にも及ぶ修理をした私が一番に解っていた。
何なら8万円で、解体ショーを見学するかい?道楽者さん。



拝金主義者が聞いたら、私を罵るだろう。
何だってガラクタを8万円で売れるチャンスを捨てたのだから、非難されても当然だ。
しかし、今の私は高校生だった頃の自身を褒めることが出来る、アレは実に正しい決断だった、と。
その後、私は理学に進むことになったし、そこで本当に多くの定理や計算を学べたことは8万円以上の価値があった。
あの日、仮に売ってしまったら『何ともいえない後悔』が残ったに違いない。
壊れないモノなんて存在をしない。
例え思い入れがあったとしても、丁寧に修理をしたとしても、その日は来るのである。



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ばりー

Author:ばりー
PCゲームとビールを愛するおっさん
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