Metro 2033 Redux ショートレビュー

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Metro 2033のリマスター版である『Metro 2033 Redux』は初代の不満点が見事に洗い出されていて、プレイをしていても特に不便さを感じることなく最後まで楽しむことが出来た。大きな改善点はグラフフィックスの強化と、フレームレートの安定。特にグラフィックスは単なる強化ではなく、空色を変えたり、より暗いシーンにしたりと細かな状況替えを行っている。モンスターの質感も十分すぎる程の迫力で、初代を何度かプレイしている私でさえ、幾つかのシーンで慌てふためいてしまった。

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ショップシステムは完全に Last Light化しているため、銃弾を持て余す事は少なくなった。基本的には改善点が多いReduxだが、一部の追加された戦闘シーンが難しめで、中盤以降になると実感できるかもしれない。ただし初代でも多くのユーザーが怒ったD6内の戦闘は大幅に難易度低下。あまりにも簡単になりすぎていて、貯めに貯めた軍用弾丸を使用しなくとも突破できた。追加シーンと言う意味では、戦闘よりも物語の補足シーンのほうが多く、まだ説明不足ではあるが初代よりも大分マシになった。

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出血の表現が凄すぎるため迫力は満点なのだが、戦闘時において何も見えなくなることもあった。これは加点要素と捉えるが、グラフィックスが大幅に強化されて事によってグロテスクさと生物的な気持ち悪さも倍増。勘の良い方は解ると思うが、D6が肉まみれすぎて凄いことになっている。ぬちゃぬちゃすぎるだろう。

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もしMetro 2033 をプレイしたことが無いのなら、Metro 2033 Reduxは選択肢に入るゲームだ。仮に初代を既にプレイした方で、より快適な、本当のMetro 2033を体感したいのなら、その願いは叶うだろう。もし、貴方がカジュアルなシューターを望むのなら、それだけは実現不可能だ。これは絶望たっぷりな原作を下地に、見事にゲーム化できた作品の、本来あるべき姿だと感じる。

Transistor 初回プレイ感想

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こういうゲームは、非常に丁寧にプレイをしないと2つの理由から危険だ。1つはプレイした瞬間から感じられる良質さが想像以上にレールから外れていないことへの期待。ゆえに過度に期待しすぎてしまい、些細な欠点を大げさに書きたててしまう事があるのだ。2つ目は、悩ましいくらいに文章化しにくい空気。ゆっくりと時間が流れているようで、実際にはしっかりとした1秒が世界を刻んでいる。さて、この書きにくいタイトルを未来の私は、どのようなレビューをしたのかな。

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Transistorは大変に変わった戦闘デザインで、リアルタイムと時間を停止してのターンベースが同軸上に存在し、その2つを任意に行き来して敵を倒す。時間を停止して行うアクションは未来の行動予約して、解除した瞬間に実時間の戦闘へと続く。時間停止はゲージが完全に溜まった状態からでないと発動が出来ず、リアルタイム戦闘中は逃げに徹し、時間停止してからがコッチの攻撃ターンといった具合だ。2つの時間、今と未来を決定するアイデアは、ユニークかつ面白みがある。

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英語量はかなりある。移動中もセリフが垂れ流し状態な上、その世界観も相まって常に読み続けるのは厳しい。さらにシステム面が非常に複雑にも関わらず、説明をしてくれない。特にアップグレード関連がグチャグチャすぎて、何をすれば楽になるのかが分らない。日本語には対応していないので、読み解くにはそれなりのスキルが必要かもしれない。ちょっと調べてみたが、有志が日本語化してくれたらしいので、問題が無いようなら導入をしてみようと思う。さすがに世界観重視でセリフ垂れ流し系はキツイ。

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プレイに独特な質が感じられたので調べてみると、開発のSupergiant Gamesは『Bastion』というゲームで高い評価を受けたインディーゲームの会社のようだ。私は未プレイだが、此方も素晴らしいとの話なので、『非常に時間をかけてクリアした後に』プレイしてみようと思う。戦闘がパズルのような印象なので、この先次第では本当に時間が掛かるかもしれない。

Borderlands 2 Gaige その4

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DLC『ヘッドハンターズ第3章: 傭兵記念日の奇跡』をプレイしてみたが、特に語ることが無い内容だったので割愛。ただ本編だと外道武器商人Marcusさんの優しい一面が見れたので良かった。ただし、プレイ自体は面白みが無い。買う価値はとても低いDLC。

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DLC『ヘッドハンターズ第1章: TK Bahaの血まみれ収穫祭』をプレイしてみたが、特に語ることが無い内容だったので割愛。もしかしてヘッドハンターズシリーズは買う必要性が無いのかもしれない。

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本編をさっさと進める。
真面目な顔をして主人公チームに理解を求める裏切り者Angelさん。
最終的に超展開なので許せるが、1週目プレイの時は殺意が沸いた。レベルを見れば分るとおり、通常よりも若干高めの進行となってしまったためヌルい。ちょっとGaigeの仕様が分ってきたが、やはりリボルバーやショットガン等のマガジン装弾数が少ない武器を生かすスキルが多い。召喚スキルは全無視して、ひたすら高火力系だけを所得すると、恐ろしいほど楽。ヤバイ強い。

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火力がぶっ飛びすぎていて、条件さえ整えばボス全般を1分以内に殺せることが多い。
超火力に興奮してきた。

World Guide to Beer アンカーポーター

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第61回 【公衆電話最期の地】

どの機械にも寿命がある、個体としての駆動時間と存在価値の2つである。貴方が日常的に使用しているであろうスマホやPC、カメラは20年後は故障してしまって使用できないだろう。勿論、スーパーカブは除く。或いは、テクノロジーの進化によってその機械の存在意義が無くなってしまえば、淘汰される。馬車から自動車になったように、高度に発達をした科学によってより便利になっていく過程において、どのような機械も時代にあわせた変化をするのである。勿論、スーパーカブC100もスーパーカブ50に進化した。私の予想だと、次に淘汰されるであろう機械の代表格は公衆電話である。考えてもみたまえ、この140年間の通信技術の進歩を!!ベルが現代を観察したら、街中で歩きながら電話をして、ポケットサイズの小型軽量化がなされ、電話単体でインターネット、カメラ機能、もはやベルは混乱をしてしまう。そんな魔法が横行している世界で、旧時代の公衆電話は存在価値が無くなり、今や一部の施設・地域にしか置かれていない。昔は90万台あった設置台数は、現在21万台ほどまで減った。さらに未来、いや近い将来、完全に無くなるだろう。当たり前だが、未来においてもスーパーカブ70は公道を元気に走っている。恐らく機械博物館に展示された公衆電話を見物しに来た団体客は、こんなアナウンスを聞くことになる。

「皆さん、これは公衆電話という電話を行う機械です。電話をするためには硬貨が必要でしたが、たいてい詰まるのでテレホンカードという意味不明なモノを無理やり機械にぶち込んでいました。通信を行うためには受話器を上げて、相手の電話番号をいちいち入力して、相手が応答をするまで待ちました。昔の人たちは暇だったので、電話をするために列を成して待っていたこともありました。」

公衆電話は絶滅するだろう、TVも、スマホも、エアコン、人間、そして洗濯機も。

さて、今回も自然な流れでアンカー・ブルーイング社のビールへと話題が移るわけだが、何故洗濯機からビールの話題になるのか分からない方は、もう一度、当ビールコーナーを読み返してみて欲しい。
今回、紹介をするのはアンカー社が生産した中でも、珍しい黒。しかもポーターである。

飲んでみよう。
まず飲まなくてもコイツが美味しいと判断させてくれる材料がいっぱいにある。
色は見ての通りの黒一色であるが、泡が非常にきめ細かく、上質さが香りに出ている。林檎と珈琲をかき混ぜたかのような香りが、正にポーターだ。
味は、期待していた通りのアンカー社風味全開。バランスに特化していて、何かに突出したパラメーターこそ無いものの、弱い炭酸と強い麦芽風味、それでいて甘さが喉を焼くように、ゆっくりとやって来るのだ。濃すぎる一歩手前という立ち位置もポーターらしい。これは探しても飲む価値がある。

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これは良いポーター

次回『究極のスパゲッティを作ろう-その料理は完璧だが、それ故に1つの些細なミスをいかに防ぐ事うを考えねばならない』

Crimzon Clover WORLD IGNITION ショートレビュー

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私は格闘ゲームが苦手だ。何故、あんなにも複雑なコマンドを入力し続けなけれなばらないのか。そして、仮にコマンド入力に成功をしたとしても待ち受けている結末は必ず『画面端でボコられる』になる。上手なプレイヤーの言い分は解り易い。「それは理解していないからだろう?」、いやいや、理解はしているさ、私は格闘ゲームが下手なんじゃない、大嫌いなだけさ。一方的過ぎるデザインや敷居の高さ、意味不明さ、私のコマンド入力精度なんて、猫がピアノを弾くレベルだ。とは言え、これらの意見は悪質な偏見だ。私もウルIVはプレイするし、その他の完成度の高い作品も知っている。しかし、STGは偏見なしに語ったとしても上級者向けすぎるジャンルだ。敵弾は光速、密度に至っては画面さえ見えない、処理落ちする日常はプレイヤーの助けになっているのか技術が追いついていないのか、待て待て。そもそもクリアが出来るゲームなのか。こんなに難しいゲームジャンルは廃れて当然だ。

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Crimzon Cloverの内容を語る前に、このゲームが非常に変わった経緯で販売された事について述べよう。もともとは同人サークル「四ツ羽根」が2012年に制作したゲーム『CrimzonClover』が基になっている。このゲームはマイナーではあったものの、一部のマニアによって高い評価がなされていたが、パッケージ販売のみで流通量も多くなかった。(品薄になったため何度かパッケージ版の増産が行われたらしい)その後、アーケード版『Crimzon Clover for NESiCAxLive』が配信・稼動をし、こちら側も好評。そして、何故かまたPC版に戻ってきた。今回のPC版はSteamオンリーで『Crimzon Clover WORLD IGNITION』というタイトル名ではあるが、基本的にはアーケード版と同じ内容になっている。PC版→アーケード→PC版、という不規則な(?)経緯がある。

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プレイをして一発で気に入ったのは、見た目ほど難しいデザインではないと言うことだ。確かに画面中に敵弾は表現をされるものの、プレイヤー側の攻撃能力がぶっ飛びすぎていて、敵を即撃破できるシーンが多い。状況造りも巧みで、撃っているだけで画面中が何やら爆発しまくっているので、気持ちよくスイスイと進める。手を抜いているようなシーンは無く、本当にセンスが豊かな開発者が、上手に考え抜いた空気が終盤まで続く。このゲームをオンリーにしている要素としてはブレイクゲージがあり、これは敵を破壊するとゲージが溜まっていき、100%時に開放をすると、強力な攻撃モードに突入する。さらにダブル・ブレイクモードもあり、これらの凶悪な破壊行動をエクステンドに変えるというシステムも見事だ。稼ぐことが非常に楽な上に、進行上でも重要な意味を持つため、お気楽な爽快感とスイスイの両方が手堅く楽しめる稀有な作品である。

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このゲームの何が凄いのか。
センスである、もうそれ以外の言葉が出てこない。難しいアーケードモードでさえクリアできそうな、頑張れば何とかなりそうな空気が滲み出すぎている作風に加え、簡単明快なNOVICEモード(私のお気に入りだ)やUnlimitedモードとTime Attackモード、BOOSTモードとプレイヤーにやらせたい事がハッキリとしている。その上に、楽しめる道中や暑苦しいボス戦と、連戦に継ぐ連戦で、近年のタイトルでも珍しいくらいに『直球だけで仕上げました』ゲームである。
これは質もそうだが、思想的にも素晴らしいゲームであり、私もファンになってしまった。悪いポイントなんて…

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…ある。
まず、後半戦は急激な難易度上昇をするため、ややバランス感覚に欠ける面がある。特に敵の数と体力が目に見えて上がるため、ココからは死んで覚える世界となっている。それと派手な演出が素晴らしい一方で、演出に隠れてしまった敵弾も多く、焦って回避操作をしたシーンもちょくちょくあった。言いたくはないが、もう1つ。機体選択は全4種から可能だが、現時点だとTYPE-Ⅰの火力が無さ過ぎてゴミ機体と化している。せっかくカッコよいレーザーが出せる子なので、強くして欲しい。

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ストーリーは無い。だが、絶対にあると思えるような演出。
音楽は独特なモノがある。どうにしろ素晴らしい。
Crimzon Cloverは一貫をしている、様々なセンスによって支えられた、STGの理想系といっても差し支えなさそうだ。あと報告をしておくが、上のSSが証拠になっているように『私はクリアした』んだ。そう、クリアしたよ。(私が嘘つきがどうかは、購入した人が判断をして欲しい。)
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