超精鋭狙撃手 その5

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時代:第二次世界大戦末期
場所:ドイツ・ベルリン近辺
活動勢力:ナチス・ドイツ軍、ソビエト軍、アメリカ軍(中年狙撃手1名)

忘れていたが、フェアバーンはV2ロケットの開発・関係者の暗殺任務を遂行するために、ドイツに派遣されたわけで。あまりにも敵を射殺しまくっているので、本任務よりも戦線に影響を与えているような気もするが、この近くに標的の1人である科学者がいるらしい。しかし、科学者Schweigerはドイツから逃亡しようとしたため、処刑される寸前。と言うことで、標的を救うために中年が戦場を走り抜ける。

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相変わらずの職人芸的な狙撃テクニック。このゲームの良いところは、自分の行った狙撃を別視点でスタイリッシュに見せてくれる映画手法にある。そのため、ゲームを『見る』事が嫌いなプレイヤーにはおススメできないが、こういう作品は一度触れてみても損は無い。

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狙撃ゲームなのだが、狙撃対象が非常に多く、実は難しい。文字通りにテキパキと捌かないと、敵弾幕が激しくて中々に好転しなくなってしまう。コツはヘッドショットや急所などを徹底的に行い、画面内にできるだけ多くの敵影を写すこと。敵がカバーをよくするため、隠れている敵を放置すると、意外な場面でピンチになりやすい。ちなみに、ライフル弾丸はたんまり持てる仕様なので、撃ちまくりでOK。…狙撃兵なのか?

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…タブンという単語を聞いても、ちっとも理解をしていないフェアバーンさんだが、無理も無い。当時、タブンはドイツの極秘研究の1つであり、終戦後になって明らかにされた神経ガスである。元々は農薬の研究だったはずが、戦争によって毒ガス研究に使用されたのは哀しいことだ。『科学は農薬を生み出すが、それを使うなとは言ってくれない』(映画:ジュラシックパーク)というセリフを思い出すなぁ。

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この面をクリアするのに2時間掛かりました。死ゲー化してきたな。

Plague Inc: Evolved ショートレビュー

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『悪い空気(mal aria)』と人類の戦いは数世紀以上に渡り繰り広げられ、そして多くのケースで人類が敗北をしてきた。マラリアがどれだけの命を奪ってきたのか、は解らないが、凶悪な感染能力と高い死亡率は何時の時代も恐怖の対象であった。優秀な科学者達は、マラリアを媒介する蚊を殺す特殊な薬剤DDTの開発に成功、これが切欠となり人類はマラリアに対して次第に優勢になっていった。そして、ついに1975年にWHOはマラリアの根絶を宣言したのである。しかし、この勝利は長くは続かなかった。進化するのは人類だけの特権ではなく、どの生命体にでも起こりうるのである。

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日本語訳でタイトルが伝染病株式会社という衝撃的なPlague Incだが、プレイを始める前にも驚きの文章が続く。『あなたは致命的かつグローバルな伝染病を進化させることによって人類の作り出す難関を越えながら、人類の歴史に終末をもたらさなければなりません。』…完全にイッちゃってるとしか思えないキャッチフレーズの連発。しかし、ゲームを始めてみると、嘘偽り無く人類を一人残らず感染させて殺していくデザインなのが恐ろしい。プレイヤーは病原体となり、最初の国を決める。そこから徐々に感染者を増やして行き、最終的には人類を滅亡させることが目的となる。過去に類を見ない狂気の塗れたゲームである。

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最初期は感染力が低く、ひ弱なウイルスだが、感染を増やしていくごとにポイントが得られ、このポイントを消費することでウイルスを進化させることが可能。例えば、気温が低くても生存できるようにパワーアップしたり、単純に感染能力や致死率を上げたりと、使いどころは非常に多い。しかし、このゲームの醍醐味はウイルスが凶悪に仕上がっていくにつれて、人類側が対策に乗り出すことだ。ここから壮絶な殲滅戦争が始まる。感染者が増えすぎた国は空爆され、空港や港は閉鎖。そして特効薬の研究が始まる。ウイルスにとっては死のカウントダウンだ、なんとしても人類がワクチン配布をする前に、殲滅しなければならない。このバランスが大変に上手で、やや難易度は高いものの手に汗握るウイルス・シュミュレーションである。

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プレイしていて気づくのは、UIに一切の無駄が無く、テンポが非常に良いためにスイスイとクリア、或いはあっと言う間に全滅してしまうことだ。ゲーム難易度的にも考えないとクリアが出来ないようなデザインなのだが、ハイスピードな後半戦は緊張感と不安がミックスされていて、実にユニークな面白さがある。また、あまり日本語訳の精度がよろしくないが、時折見せるブラックジョークも中々に笑わせてくれる。ウイルスの名前も自由に変更できるから、『Gabeによって人類は全滅した』だの『Wheatleyは根絶された』など悪意のあるプレイも可能。

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元がスマートフォン用のゲームらしいが、このお気楽に人類を殲滅するプレイ感覚は、何とも絶妙なセンスである。非常にシンプルでありながら、その内容は薄くなく、考えさせるようなテーマ性も随所に含んであるPlague Inc: Evolved。プレイ自体が地味ながらも個性が強く、少し物足りなさもあるが、Early Accessでココまで完成度が高いタイトルも珍しい。

World Guide to Beer PAULANER Salvator

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第67回 【Borderlands 2記事の裏話】

Borderlands 2のゲーム記事を書き始めた頃にTVH、UVHモードに対する関連記事を掲載するかどうかで迷った。最終的にはTVH、UVHモードはクリアした際の簡単なレビューで終わらせたのだが、今となって思えば高難易度の方を重点的に記事にした方が面白くなっていたかもしれない。流石に1周目は簡単だったし、ハクスラとしても装備品を集める楽しさは2週目以降でないと楽しめないからだ。ただ、周回プレイに関しては、本当に多くのプレイヤーに助けてもらった経緯もあり、あまりCoop的なことを書いてしまうと、身内びいきになった可能性もある。特に楽しかったのは、皆でレイドボスに挑んだことだ。非常に難しい戦闘が長時間におよび続いたものの、何とかTerramorphousを撃破。これを発端とし、各所も随分と観光、200時間を越えるゲームプレイとなってしまった。基本的に飽きっぽい私にしては珍しくやりこんだタイトルであったが、まだまだプレイの最中で、次はGaigeをカンストまで育てようとしている。レビューも久々に書きたいと思えるタイトルであるが、問題なのは、現在ビール記事でBorderlands 2について書いていることだ、。私は何とかしてBorderlands 2からビールの話に速やかに移らねばならないが、アイデアが思い浮かばない。Borderlands 2とBeerは最初の文字が…ダメだ、強引過ぎる。パロディが非常に多いゲームだが、ビールに繋がるネタはなかった。

PAULANER Salvatorはドイツ ミュンヘンのポーラナー社が生産しているボックビールだ。あまり有名ではなく、入手も難しい銘柄だが評価が非常に高く、以前から気になっていた。

飲んでみよう
色がボックすぎる、琥珀色でいて、やや淀んだ光沢が素晴らしい。
口に含むと、恐ろしいほどの甘さとアルコール、飴のような感触と共に辛さがやってくる。味の変化が非常に豊かで、Money Shotのような強烈さも十分にある。ボックビールは重さこそが正義だが、ことSalvatorに関しては重さと飲みやすさのバランスが良く、あっと言う間に飲みきってしまった。あと200時間は飲み続けられるのに!!

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Salvatorは大変にスバラシイデスネ。

次回『習字と私』

超精鋭狙撃手 その4

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同じ連合国であるソビエトを攻撃するフェアバーンさん。隠れて穏便に任務を遂行すると言う考えは無く、邪魔だから排除しました感ありまくり。次々に狙撃銃で倒れていくソ連兵。何と戦っているのか解らなくなってきたが、このB級テイストは物凄い好きですよ。考えに考えられた『場当たり的シーン』は、スナエリ・プレイヤーの心に残るだろう。

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突然にスナイパーライフルレビューを行うフェアバーンさん。置いてあったMosin-Nagantに心を奪われてしまったようで、これまでの愛銃を床に放り出してまで、敵スナイパーライフルを褒めちぎる。隣の芝は青く見える、とは言うが、そこらへんにあったライフルを持っていくのはプロとしてどうなのか?というかだな、トンプソンを毎回捨てているのに新ステージが始まると、毎度トンプソンを持っているのがマジで謎。

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ソ連軍を壊滅→残ったドイツ軍もやっつけておくか的ノリ。持ち運ぶライフルの位置がおかしいだとか、ライフル弾丸持ちすぎとかは、あまり考えてはいけない。ここらへんからステルスパートのようなMAPになるが、相変わらず面倒なので狙撃にて数を減らす。ステルス要素はあるが、いまいち開発のピントがずれているように思える。環境音で銃声を消すアイデアが面白いだけに残念。

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お!!橋を狙撃するのか?

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いや、普通に起爆しろよ。とツッコミを入れたくなる。

World Guide to Beer The Full Nelson

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第66回 【艦長とフルーツ】

英国海軍提督の序文を書くと予想された方は、良い勘をしているが、今回はネルソン提督よりも前の時代に活躍をした人物の話をしよう。名前はジェームズ・クック、英国海軍士官の中でも一際切れる軍人だ。彼よりも前の時代の長期航海は大変に死亡率が高く、例え十分な大きさの戦艦であったとしても、船員の9割は生きて戻ってくることは無かった。一見すると健康そうな水兵も、ある日を境にバタバタと死んでいった。クックは自身の体験や軍医達の意見を参考に、自分の戦艦に幾つかの独自ルールを設ける。①戦艦内のあらゆるスペースは清潔でなければならない。②定期的にフルーツを食べること。特に②は美味しくない食事メニューだったらしく、水兵達の間では不評だった。しかし、クックは上官命令として、時に部下にフルーツを無理やり食べさせた事もあったと言う。当時の海軍の食事は肉やビスケットが人気だったが、クックの戦艦は常識外れな食事を敢行、他戦艦長もクックの奇妙な行動に首を傾げた。しかし、クックの指揮した巨大戦艦は一人も、たった一人も壊血病を出すことがなかった。3年にも及ぶ長期航海でさえ、壊血病を一人も出さなかった奇妙なルールは、その後の艦長たちも真似したと言う。ビタミンCによって壊血病を防げることを知っていたクック(※1)は、その奇妙な食事で様々な栄誉を得た。人類初の南極圏突破、勿論、この航海成功は偶然ではない。
クック以降、今日に至るまで海上で壊血病が多発していないのは、彼のおかげだ。ビールにもビタミンCが含まれて入るものの、長期航海には向かないだろう。

『ネルソン関係なくね?』 まぁ、全くネルソンの話題ではありませんでしたが、ビールの名前は『フルネルソン』。前回と同じく英国Tiny Rebelの銘柄。

飲んでみよう
色がグレープフルーツのような感じだが、案外、ホップの香りも強い。
飲んでみると、驚くほど柑橘系の味わい。しかし苦味が無く、異様に爽やかだ。飲み続けると舌に苦さが残るタイプで、全体的には甘酸っぱい優しさに包まれている。やはり、海上ビールなのか?

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品質の高い、嫌われないビール

次回『Borderlands 2記事の裏話』

(※1)ジェームズ・クックは果物によって壊血病が防げることを発見したが、ビタミンCの存在は知らなかった。このビタミンCに関しては、1930年頃になってようやく発見された経緯があり、1700年代に生きたクックにとっては未知の存在だったはずである。ちなみに、現在の科学水準を以てしてもビタミンCの人体における役割は完全には解明されていなかったりする。
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