Replay:Serious Sam 3: BFE(前編)

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この10年間で最も優れたFPSを決めようと、何人かの審査員達が会議室にこもった。
会議の結論は初めから決まっている(だから会議は時間の無駄です)、と誰かさんが言ったことはどうやら真実らしい。
各々の結論は収束をせずに、ついに喧嘩に発展した"会議"は、そのうち音がなくなった。
外から会議室に入る方法は何1つとしてないし、会議室内が今どうなっているのかを確かめる術もない。
ああ、量子物理学で言うところの…
その会議で最後に発言した審査員が誰であったかは解らないが、おそらくケンカの原因を創った単語は『Serious Sam 3』なのではないだろうか?

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本ブログでは好意的に捉えてきたSerious Samシリーズだが、今回はマイナス面を観てみよう。
まず第一に挙げられる欠点は、その高難易度化に拍車が掛かったこと。
TFE,TSE,3とシリーズを重ねていくごとに難しくなっていった事は紛れもない事実だし、それに比例してカジュアルゲーマーからの批判意見は大きくなっていった。
また、シリーズを通じて純粋なFPSテクニックを強く要求するデザインであり、『なんとなくプレイして、なんとなくクリア』は決して出来ない構成にもなっている。
打ち倒すべき敵は数千体にも及び、そのクソッタレ共は固く、そして勢い良くサムに突っ込んでくる。
『FPSとは敵を倒すだけのゲームだ』というのは私の昔からの主張だが、裏を返せば
『生き残るために全てを使用する』と捉えても然程意味は変わらない。
常に全力なMAP構成なゲームがあったら、プレイヤーは疲れてしまう。
長いムービーを見て、訳の分からんブリーフィングも聞いて、ちょっとプレイしたらムービー…
これなら疲れないし、誰でもクリアできる。
だからメタスコアも良くなるし、1000万本も売れるしで良い事だらけなんだ!!

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と、そういう事は言わないのが、このゲーム信者である。
Serious Sam 3を褒める人なんて、全員が全力で全開でイカれたプレイヤーと見なされるだろうし、どこぞのハリウッドゲーマーから言わせれば、『Serious Sam 3なんて理不尽なゲームだ』の一言を強調して、投げやりな意見も付けておけばOKだ。
むしろSerious Sam 3レビューとしては完璧に近い。
完璧と言うよりは、事実なので否定のしようがない。

完成度の高い作品に共通した点は、とにかく理不尽でないこと。
エンターテイメントとは、理不尽の徹底した排除にこそ美学があり、それを目指すべきなのである。
狂気を信仰した場所に、エンターテイメントは存在してはいけないのである。
そういう見方でSerious Sam 3をレビューしてみよう。
いつもの私の論調で書くと…

『Serious Sam 3は理不尽な難易度で多くのプレイヤーを苦しめた史上最悪のFPSだ。
迫り来る敵を打ち倒すだけの単調なデザイン、しかもムービーは短く映画的な派手さもない。
なにより苦痛なのは私が大好きなQTEが1つもないことだ。
オマケに最後のシーンときたらフレームレートを全無視したとしか思えない敵量、もう頭がぶっ壊れている開発による悪ノリが終盤に連続して発生する。
最早プレイする意義さえ見出すことが難しい作品だ』


つまり、狂気の信仰の果てに誕生した最高傑作
それがSerious Sam 3ということになる



後編

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