Replay:Serious Sam 3: BFE(後編)

resize2418.jpg

Serious Sam 3の序盤は失望させられる。
チマチマと少数の敵が出てきては、それをチマチマと倒していく作業。
狭い室内戦闘には嫌気がするし、ようやく広いエリアが登場したと思えば温い難易度が続く。
せっかく異常に高性能なダッシュがQuake3ばりの超スピードを提供しているにも関わらず、生かせない構成。
退屈で、非道くセンスが無く、何もかもが足りていない。
時代の流れとともに訳の分からない作品になっていった名作コミュニティに、ついにSerious Samが仲間入り

resize2434.jpg

することは無かった。
全体から眺めても、センスの無いシーンは最序盤に集中したデザインがある。
これはCroteamが新規ユーザーに与えたチュートリアルと観るべきだろう。

敵が居ますよ→銃で撃ったら敵を打ち倒せますね→そしたら先へ進みましょう!!

この鬼畜開発がココまで丁寧な説明をした。
今考えると、寒気が走るほどの意地悪な思想だ。
チュートリアルのような序盤が終わると、何事もなかったかのように何時ものSerious Samが始まる。
そう思ったユーザーは大歓喜をした。
「やったぜ、このクオリティが中盤であるのならSam3の後半も大満足だろうな!!」
当時、私もそう考えたユーザーの一人だ。

resize2446.jpg

打ち倒す事と先に進む楽しさを両立させた美しいシーンが、多くのプレイヤーを苦しめた。
旧2作のメリットを最大限に取り入れつつも、次世代技術をふんだんに盛り込んだ工夫の数々。
オールド・スクールFPSの代名詞と言えば90点の回答、古き理想と新しいデザインの融合と答えられるのなら99点だ。
しかし、Sam信者の模範解答は、『究極の理不尽FPS』。
ここで一回話しをまとめよう。
Sam3の序盤は温いがセンスなしの駄目シーン、中盤は本領を発揮したアクションFPS、
どこにも『理不尽』なんて単語は出てこないですね?
そう、長い中盤戦では余すこと無く、これ迄のプレイヤーが思い描いたオールド・スクールがある。

resize2448.jpg

Croteamが後半戦で何をユーザーに与えたのかを詳しく書くと、それはレビューになってしまうので差し控えさせてもらう。
ここはReplay:Serious Sam 3なのだから、今プレイした感想を書くべきなのだ。
そして私は理解した。
このゲームは、全くもって意味不明で論理的ではなく苦痛的な難易度であり、常識を逸脱したセンスをユーザーが理解しようがしまいが平等に地獄へと落とす行為を平気で行い、なおかつココまで頑張ったプレイヤーを最後の最後のコーナーで絶望に追いやった鬼畜を超えた
最高傑作なのである

この10年間で最も優れたFPS?
何を言っているんだ、君は今まで何をプレイしてきたんだ?
そんなモノはいちいち会議なんてしなくたって分かりきった答えがあるじゃないか。
よって、その会議は時間の無駄であり、会議室のメンバーは全員死亡した。
誰かに打ち倒されたのかもしれない。

このシリーズが、Sam3で完成したとは思わない。
現状、最も完成されたFPSであると感じるが、いつかコイツを越えるタイトルが現れるはずである。
その真の最高傑作タイトルに「I am Seriously Serious」と声高に叫ぶキャラクターがいるのかどうか。
それが問題だ。

前編


関連事項
Replay:Serious Sam HD: The First Encounter(前編)
Replay:Serious Sam HD: The Second Encounter(前編)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばりー

Author:ばりー
PCゲームとビールを愛するおっさん
お気軽にコメントして下さい
なにかあれば返信します

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
リンク
QRコード
QR