Replay:Split/Second

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この世にミスをしない生物など存在はしない。
間違いを犯しながらも先に進めることは、間違いを反省できるということ。
時に間違いの所在が問題になることもあるだろうが、このSplit/Secondのケースは結論を出すまでが遅すぎた。
あまりにも高すぎる難易度を設定したBlack Rock Studioが悪者なのか
或いは、発売当時に楽しさに気づけなかったユーザーが愚かだったのか
どうにしろSplit/Secondが売れなかった事でBlack Rock Studioは消滅し、時間が十分に経過した後になってレースゲーマー達は
『もっと評価すべきだった。このタイトルは何1つとして間違っていない』
と叫んだ。
それすらも間違いかもしれないが、少なくても私はSplit/Secondファンを信じることにした。

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コースレイアウトの素晴らしさは十分に破壊活動に生かされ、恐ろしい程のスピード感はレースゲームが本来は『とてつもなく難しいジャンル』だと主張する。
破壊活動に関しては名作BURNOUTシリーズとは異なった思想があり、コース破壊に特化された珍しいセンスが何とも言えぬ高潔さを感じさせる。
ライバルカーを直接破壊するのではなく、コース破壊から関節的にライバルを殺す考えは普通じゃない。
開発者も十分にイカれている。
MAP上ではアッチもコッチも爆発、落石、落盤事故、ゴミ収集車の襲撃、爆弾投下、ダム破壊、明らかな敵意を持つ大型トレイラー、挙句の果てにミサイル攻撃をしてくる戦闘ヘリコプターとの対決…
一体、これは何なのか?
レースをするのにミサイルや爆弾回避、沈没する空母からの脱出?
実に馬鹿げているが、何1つとして間違っていない。

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シュチュエーションすら意味不明だ。
架空のTV番組『Split/Second』のスタントドライバーである貴方は、番組の視聴率のためにライバルを襲う。
トヨタ・ハイラックスで北極点に到達した英国の3バカや、米国のダイナマイト実験集団を超える過激番組なのだ。
しかし、Split/Secondを楽しむためには貴方が十分にレースゲームが上手でないと無理だ。
どのくらいの腕前なら楽しめるのか?という問題定義にすら問題がある。
これは”そういう類のゲーム”と一方的に決めつけられる人だけが、評価して良いタイトルなのかもしれない。

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今日もどこかで、真理に近づいた1人のドライバーが命がけのTVShowを盛り上げる。
爆発する工場群から間一髪で脱出できたのは貴方だけ。
その様子を見て視聴者が大喜びをし、大満足で会場を去っていった。
1人取り残されたドライバーは最速で最高の、そして唯一のエンターテイナー
よって間違いなんて何1つない完璧な生物なのだ



そういう思想を持たないドライバーが現れた時に、ようやくSplit/Secondの役割は終わる。


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