World Guide to Beer ウルトラ スワフ

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第39回 【なんですか、これ?】

私は"その品揃えが良い酒店"ではウイスキー党の客として認知されているらしい。
数多くの、そして世間一般から見ればイロモノと呼ばれる宝物を取り扱う店で、私はタリスカしか購入しないからだ。
これは付き合いの問題だ。
私が欲しがる、追い求めるビールは店側からすれば『相当に困難な銘柄』だし、そんな我儘ばかり言っていればクレーマー一歩手前だ。
この店ではウイスキー党を装うのが正解なのだ。(だから入手困難なスコッチを要求するのも当然だろう?)
ウイスキーはウイスキーの店、ビールはビールで、ワインは…ワインは特に欲していない。
そんな客に、ベテラン店員が話しかける。

店員「いやー、今日はベルギービールがオススメなんですよ。たまにはビールなんてどうです?」

私「何がオススメかな?」

店員「ベルギービールだと…そうですねェ、シメイ・レッドなんてオススメですよ。」

私「この店で最も不人気の銘柄を下さい」

私の回答はベテランにとっては予測斜め上をいったらしく、顔は真っ青になっていた。
頻繁にウイスキーを購入してくれる客に対して、要望を無視することも出来ない。
彼は何度も前節を入れた上で、『今月最も売れなかったのはコイツですが、決してマズイ銘柄ではありませんよ!!』と力説してくれた。
有難う、本当にこういう店は行く価値がある。
私はメインストリートを闊歩するような派手な奴も好きなんだが、こういう購買意欲が一切に沸かない意味不明パッケージ・ビールも大好きなんだぜ。

ベルギー・デコシンヌ醸造所が生産するゴールデン・エール。
ベルギーと言えば某ゴールデンが大変に有名だが、ウルトラな銘柄はパッケージ画がキモいというのが感想だ。

飲んでみよう
色はデュベルに似ているものの、ややオレンジっぽさが残っている。
香りがまた良い。
いかにも優等生的なゴールデン・エールだが、少しばかし自己主張すべきジャンルにはこれくらい派手で良いのだ。
味はフレッシュさたっぷりで、そこまで重くはない。
個人的には激重くらいでないとヤダヤダなのだが、香りがフルーツなので味もマッチしている自然さがある。
意外にもスッキリな後味は悪くなく、飲みやすいゴールデンだ。

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ピントがズレていますが許してください。そういうあやふやな日もあります。

次回『シロップ仕掛けの舌』

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