Replay:Crysis 2

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当時、私はCrysis 2に対して悪い印象を持っていた。
なぜならば、初代CrysisはPCゲーム史に残るモンスターであり、それの精神的な原点であるFarcryもまた、伝説であったから、家庭用に調整されたCrysis 2を良く想うなんて事は出来なかった。
考えが大きく変わったのは、実際にプレイしてからだ。
一切に余計な思想を取り除いて、プライド、ブランド、プライス、プライス大尉、プライベートライアンのオマハ・ビーチ…
どれも考えずに無心でプレイすれば、本作品は見事な出来栄えなのだ。

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本音を言わせてもらえれば、オープンフィールドFPSは楽しめる人を相当に選ぶジャンルだ。
「川沿いを隠れながら進み、敵の背後を突くんだ!!」、「あの高台から狙撃して進めるんじゃないだろうか?」
自由に攻略的な発想を持てるプレイヤーにとっては楽園かもしれないが、それ以外の人にとっては『投げやりなデザイン』となってしまう恐れがある。
Crysis 2は戦術オプションの選択によって、ある程度の『発想する攻略』をアシストしている。
これにより広いフィールドに対して全く途方に暮れてしまうプレイヤーはいなくなった、これはこれまでのゲームデザインからすれば素晴らしい進化と言える。
更に言えば、戦術オプションはアシストに過ぎない。
「何が戦術オプションだ。俺は正面ゲートをヘビーマシンガンで突っ切りたいんだよ、この野郎!!」
と考えても、それは実行できる。
何ら1つの疑問も持たずに、自由に。

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前作との違いを悲観的に思うか?
例えば、狭くなったMAPデザイン。いや、これはこれでアリなのだ。
変に違和感を感じない程度に、綺麗に纏められたMAPの何処を否定するのか。
キチンとステルスルートは残され、ランボープレイにも耐えうる2つの思想を上手に1つにして、そして提供する。
グラフィックスは前作と比べて進化していない。そりゃあ、そうだ。
これはCryENGINE 3という、元はCryENGINE 2を家庭用ゲーム機で動かすことを目的に造られたエンジンなのだ。
超高画質を追い求めるPCゲーマー用ではない。それでも十分に綺麗だし、BGMは恐ろしいほど完成度が高い。
大金をかけて製造された超豪華なタイトルなのだ。

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2011年のFPSなのに、これがFPSの最前線だ、と宣伝されても疑問を抱かないようなセンスが濃縮されている。
クソすぎるAIや、謎のQTE、あまりにも退屈なボス戦闘、確かにマイナス要素も多いタイトルではある。
しかし無心になってプレイしたとすると、その完成度の高さには驚かされてしまうのだ。
こんなにもパワフルで、アシストも機能していて、撃つ隠れるも楽しいゲームがPCゲームであろうが家庭用であろうが評価には直接には関係しない。
ただ、ひたすらに楽しいゲーム。それが再プレイした私の感想だ。

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