World Guide to Beer L'Olmaia La 5

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第62回 【究極のスパゲッティを作ろう-その料理は完璧だが、それ故に1つの些細なミスをいかに防ぐかを考えねばならない】

このままだと私がまるで料理が出来ない人間だと思われてしまうかもしれない。過去には牛丼に失敗をし、さらにはハンバーグでさえ料理をしていない。早急に名誉を回復する必要性を感じた私は、渾身の力でミートソース・スパゲッティの作ったのだ。これは自画自賛になってしまうが、見た目・味共に素晴らしい出来栄えで、誰もが絶賛をするに違いない。直ぐに第三者に判定をしてもらうため、電話に手をかけた一瞬、恐ろしい結末を考えてしまった。仮に、万が一に、万全を十分に期したとしても、そのスパゲッティと同じモノが次に作れるとは限らない。重要な発表式で失敗をしてしまうようなことがあってはならないのだ。となると考えるべきは、調理に失敗をした際に『どのような証拠隠滅を図るか』に行き着く。しかし、アルミニウムと酸化銅(II)を用意すれば問題は無い。あとは役所に行って、職員から許可を取れば良いだけだ。
「公園でスパゲッティを料理したいのですが、失敗をした時のことを考えてテルミット法にて料理を3000℃で焼却したいのです。許可してください」
役所の職員は怒って猟銃で私を撃ち殺すかもしれない。ならば、国外で料理をすれば良いのだ。世界は広いから、このような調理方法を許可してくれる国が幾つかあるかもしれない。よって私が日本国において調理できる環境が無い以上、諦める道しかないのだ。解って欲しい。

イタリア・モレノ・エルコラーニ氏が英国系のクラフトビールに影響を受けて、その結果、出来上がったクラフトビールがL'Olmaia La 5(ロルマイアLa5)である。日本ではイタリアビールといってもピンとくる方はいないと思うし、私自身も最近になってイタリア方面のビールに手を出し始めたので解らない事も多い。この銘柄はベルジャンスタイルエールということから、あまりイタリア伝統のビールとは思えず、飲むのにわくわくしている。

飲んでみよう
色!!なんという黄金キラキラな豪快な色彩なのだろうか。思わず驚いてしまうかのような太陽色だ。
小麦の香りも濃い、十分に混ぜ込まれたハチミツ、シナモンの存在感もある。
味は丁寧だ、いや、これはあまりにも丁寧すぎるビールといっていい。
苦さはグレープフルーツのような柑橘さがあり、甘いスパイスが喉で感じられる。
上品なビールで、確かに大手会社には真似の出来ない豊かさ、味の広がりも強烈でいて、急激にはこない貴族的な一面も。ユニークとバランスが噛み合った稀有な銘柄。

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テルミット反応は非常に危険だが、このビールはそこまで用意しなくても美味しい体験が出来る

次回『究極の料理を食べに行こう-そもそも自分で料理をしなくても最高の料理店を探せば何も問題はないではないか』

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