Metro: Last Light Redux ショートレビュー

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人類が地下鉄に押し込まれ、その日常に安息は無く、各勢力が自治を広げるために争う。そういった世界を1人の青年を通じて描いたMetroシリーズのリメイク作品Redux版もLast Lightにて完結をする。オリジナルのLast Lightはシステムの完成度が高く、やや説明が多くなる後半戦や無意味なカットシーンを除けば、概ね好意的なタイトルであった。それを劇的に改善するのか、或いは『何もしないのか』、4A Gamesの選択は理解は出来るが、私にとっては失望を伴う理解でもあった。

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Metro 2033 Reduxはリメイク作品としては、オリジナルを尊重しつつも劇的な改善が見られ、大げさに拍手をしても十分な品質であった。というのも、Metro 2033は処女作であったため、色々と惜しい部分が多く、それをMetro 2033 Reduxで解決をした色合いが強い。そしてLast Lightへと続くわけだが、この作品はシステム的には文句が殆ど無く、一体何を『改善するのだろうか?』という期待があった。しかし蓋を開けてみれば、驚くほどにオリジナルと変わらないのである。序盤から全く一緒で、中盤になって些細な違いが見られるくらい…いや、些細過ぎるので変更点とも呼ばない。幸いなことに断層撮影装置を所有している友人がLast Light Reduxを解説してくれたおかげで、一部の地下鉄にて追加イベントがあることに気がついたくらいだ。機器が無ければ、私には解らなかっただろうね。

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些細なリメイクを、リメイク作品として売る根性は褒めよう。しかし、それを購入の動機にする人がいるのであれば、熱狂的な地下鉄ゲームファンか、ウクライナの社員ぐらいのものだ。Metro 2033 Reduxが纏まっていた分、コイツは酷い手抜きのようにも感じられてしまう。悔やむべきは、どう酷評したとしても、Last Light自体が面白いゲームなので、最後までプレイができると言うことだ。不信さえ抱かなければ、の話だが。

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これから同シリーズをプレイする人は、何も考えずにRedux版を購入すれば問題は無い。そもそも、Metro 2033は既に販売が終了しているために、Reduxでしかプレイできない状況である。何も知らない、のであれば『何も変わらない』作品だったとしても、素晴らしい続編である。相変わらず地下鉄世界は暗く、ハードでいて、ストーリーも中々に熱い。しかしながら、貴方が知っているプレイヤーであった場合、今回の地下鉄は乗り過ごしたほうが賢い選択だろう。

関連事項:Metro 2033 Redux ショートレビュー

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