雑記

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紅莉栖「最も優秀なヒロイン」
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近所に非常に美味しい珈琲を提供してくれる喫茶店がある。コンビニで淹れたて珈琲が100円のご時世、一杯800円もするのだが、これが瞳孔が開いてしまうくらいに美味しいのだ。軽い酸味と強烈な苦さ、異様な濃味ながらもバランスが良い。オーナーは客の無駄話に付き合うほど愛想は良くはないし、店員もなんだか気が利かない。だが、それでも飲む価値があるのは、ココでしか『コノ味が』飲めないと確信が持てるから。ある時、オーナーに「美味しい珈琲の淹れ方を教えて欲しいなぁ」と言ったところ、即座に断られてしまった。謎の間が2人を包み込んだ後に、オーナーは理由を語った。
「当店では特別な淹れ方で提供しております。そのために色々と考えてきたつもりです。その秘密を全てお教えしてしまったら、きっと貴方は我々を廃業に追い込むでしょう(笑)」
普段、冗談を言わない人だと思っていたので、この発言は意外だった。思えば、この店はオーナーや店員をはじめ、客ですら個性的な方が多い。この普通ではない平和は実に心地が良い、だから貴方方を廃業に追い込むなんてとんでもない。
ただ、時々、乗っ取りたいなぁ、とは思うけれどね。



独創性のある人間が組織にいる場合、優れた製品やサービスが提供されることがある。今年だとリコーイメージング株式会社がそれに該当をするだろう。この会社は光学機器を販売しているが、その中にデジタルカメラがある。しかし、カメラと言いますと、キャノンが国内では最大手。2番手にニコン、それ以降は知らなくて良いレベル。昔からキャノン、ニコンは優秀な、どちらかと言えば優等生カメラやプロ用カメラを製造・販売してきた実績があり、他のメーカーよりも安心できる。(実のところ、私はニコンが大好き)ではペンタックスと聞いてイメージする単語は?地味、何そのマイナーメーカー、そもそも知らない。しかし、独創的な製品を作らせたら、キャノンやニコンを超える。PENTAX 645Zは販売価格80万を超える高額な玩具だが、手にとって見ると驚くほど素晴らしいギミックが満載だ。80万円が安く思えてしまうくらいに、凄い描写能力だ。コレに限らず、ペンタックスは考え方が面白い。利益を上げるための言い訳として独創性を用いているのではなく、優れた品質の上に独創性を築き上げ、そこから利益を上げようとしている。どうも宣伝が下手な会社のため、マイナー色が強いが、頑張って欲しいと思える会社だ。



当時、その飛びぬけた独創性は宇宙船のように思えた。ポケットの中に数千、数万の音楽を持ち運ぼう!!キャッチーな見出しを忘れてしまうくらいに、皆がiPod classicを買い求めたのだ。Appleは音楽の在り方をアナログからデジタル世界へと変換しつくし、まるで恐竜のような一時代を築いた。まるでエンターテイメントを乗せたエンタープライズ号、これを保有していることが時代の最先端であったし、女の子からキャーキャー言われる事も可能だった。特徴的なターンテーブル操作も未来的だったが、音楽をデジタル管理する概念も、最初から完成をしていて、これ以上に改良の余地が見つからなかった製品だ。第六世代は160Gもの容量があり、純粋なPDAとしても珍しい大容量。ヘビーユーザーなら必須と思われる製品であったが、今年でiPod classicの生産が終了した。次の時代に求められたのは、クラウドサービス、古ぼけた中古の宇宙船はお呼びじゃない。



今、我々はクラウドに移行する過渡期にいる。電話やOS、アプリケーション…何もかもがインターネット上で保管され管理される。先のカメラだって何時かは、『撮影されたデータをカメラ本体に保存せずに、クラウドサービスを利用して別の何処かに、誰かの手で保存管理される』のである。これはSF世界の話ではなく、現実に進化している技術であり、この様子を見ている限り、今後5年以内で日常生活に欠かせないものとなるだろう。だから次の宇宙船に乗る人は幸福だ。自分自身で煩雑な管理をしなくても済むから、作業が効率的になる。そして何よりユーザーに管理権が無い、つまり手出しが一切に出来ないということは企業にとっても安心な要素(或いは都合の良い)になるだろう。私は新しいモノが大好きなのでクラウドも好きになるだろう。ただ今回は珈琲を飲む無駄な時間のせいで、宇宙船に乗り遅れてしまうかも。まぁ、たいしたことじゃない。いずれは私も時代に飲み込まれるのだから。



今年も当ブログを読んで頂き感謝いたします。当ブログは批判的な言い回しやブラックユーモアが多いと思いますが、日常的に多くの方が閲覧してくれることが、記事掲載の励みになりました。来年もビールやPCゲームの記事を中心に、『たまに』雑記を掲載する今まで通りのスタイルになると思います。では、また来年も宜しくお願いします。

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