Battle Of North Africa 1941-中年狙撃手の戦場-

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Sniper Eliteシリーズは、中年狙撃手が最前線で大活躍をするスナイプゲームだ。前作V2ではドイツを駆け抜けたが、最新作Sniper Elite IIIの舞台は北アフリカ戦線となり、これはWW2ゲームとしては珍しい部類に入る。昔のFPSが好きな方ならCoD2のイギリス編を思い出すかもしれないし、マイナータイトルではDesert Rats vs. Afrika Korpsなんてのも北アフリカ戦線を舞台にしていた。しかし私が知る限りは、それっきり、である。これからスナエリ3のコラムが本格化していくが、事前知識としてフェアバーンさんが活躍をした北アフリカ戦線とはどのような戦場だったのだろうか?

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Chapter1では、トブルク防衛戦が行われており、ドイツ軍と英軍は一進一退の攻防であることが解る。そもそも、北アフリカ戦線の初期では、英軍がイタリア軍を圧倒しており、コンパス作戦の大成功によりイタリア軍は西方1200kmのトリポリまで敗走をしていた。ところが、ドイツ本国がイタリアを助けるために、優秀な軍団を結成し、現地に派遣したことから戦況は一転。英軍は重要拠点トブルクまで失いかねない状況まで敗走をすることとなった。ドイツ軍は数で英国に劣ってはいたが、優秀な指揮官や熟練の兵士たちに支えられ、快進撃を続けていたのである。

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意外なことに、1941年の段階では英国はドイツよりも優れた戦車を投入しており、数も十分に揃っていた。200両近いマチルダ戦車は、ドイツ軍の3号、4号戦車よりも強い装甲を持っていたし、これより少し後になってクルセイダー戦車が最前線に投入されると、さらに優位になった。加えてドイツ軍は、殆ど戦車の補給がなかったのだから物量的には非常に勝っていたことになる。ところが、それでも英軍は広大な砂漠戦で、特に重要な戦いにおいて敗北を重ねてしまった。そして多くの生き残った兵士は、ドイツ軍の巨砲Flak18の名を挙げたと言う。この大きな大砲は、北アフリカの砂漠や荒野を見渡し、有効射程 14,810mと高い命中率、砲弾が当たれば英国戦車など簡単に消し飛んだ。この強力な兵器のおかげで、ドイツ軍は形勢が不利であっても、しぶとく粘り、戦況を好転させることもしばしばあったという。

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北アフリカ戦線は非常に広大な土地で行われたため、両陣営とも長い補給路に悩まされた。行けども行けども荒野しかないために、戦列から外れて迷子になれば最後。友軍からも敵からも発見されること無く彷徨うことになる。砂と高温の環境は、あまりにも苛酷で、ドイツ軍の報告によれば、些細な砂がエンジンに入り込むために、ジープなどの車両は1/3ほどの寿命しかなかったという。内地への食料、水、弾薬の運搬も大問題だった。補給路があまりにも伸びきっており、その最中に戦闘機に見つかったのなら、もう助かる見込みは無かった。そんな死地を、中年が走り回りながら大活躍をするシーンが、中盤以降に多発するので楽しみにしておいて欲しい。

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砂とスナが苦しめた戦場、北アフリカ戦線は1943年に決着をする。フェアバーンさんが派遣されたのは戦いが激化しつつあった1941年、Chapter1で頑張って戦ったトブルクも後にドイツ軍の手中となり、その後の重要な戦いでも英国は幾度もロンメルに負けてしまった。そんな時期に、戦況を変えてくれる英雄がいたのなら!!という事柄を知っておけば、スナエリ3はさらに楽しめると思います。知らなくても、この中年が凄すぎるので何とかなります。

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