World Guide to Beer VB

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第69回 【英国の真似をして】

日本と英国は同じ島国でありながら、その文化・思想が全く異なる。とりわけ英国は特殊な消費税を導入していることで有名で、これは付加価値税制と呼ばれています。この消費税は、日本に住む我々から見るととても奇妙な税のように思えます。
例えば、英国では品物によって税率が変化をするため、サンドイッチとパスティ(英国の伝統食)とでは、税金が違います。これは、パスティは国民的な食べ物なので、0%の税率でOKという考えのようです。日本で言うと、お米は国民食だから税金は掛からないと言うような意味合いでしょう。何故かビスケットも0%です、まぁ英国は紅茶が大好きですから、ビスケットも国民食と見なしているようです。ところが、チョコレートビスケットには20%もの税金が掛かっています。チョコレートが贅沢品に当たるため、思いっきり税金を絞れるわけです。さて、ここからが難題です。見た目がチョコレートビスケットのようなチョコレートケーキには税金が掛かるでしょうか?正解は『チョコレートビスケットは贅沢品に当たるが、チョコレートケーキは国民食なので税金は0%』。ではもう一問いきましょう。ビスケットの中にチョコレートが入っているチョコレートビスケットの税率は?正解は『誰も答えられないが伝統的に0%である』私は未だに意味が解らないのですが、恐らく日本人の考えるチョコレートビスケットと本場の英国とでは違うお菓子なのかもしれません。そこで、英国に住むゲーム仲間に尋ねたところ、このような回答がありました。
「クリケットが11人で行う事に疑問を感じないだろう?それと一緒さ」、つまり当の英国人ですら、どうでも良いと考えているのです。では、最後の問題です。どう見てもチョコレートビスケットだが、製品名がチョコレートケーキであった場合の税率は?

答えは各自調べて下さい。きっと意味が解らないと思いますから。さて、今回のビールは英国とは全く関係がないオーストラリアのビールです。オーストラリア国内シェアNo1のビールで、ビクトリア州のビールであり、オーストラリア代表のビールである。

飲んでみよう
まず、水が良い。香りからも麦と水の存在が十分に感じられる。味は薄い、と感じたが、その中に苦さがあり、単純に薄いビールではない。全く不思議なことに、薄味ビール嫌いの私でも、スイスイと飲み続けていられるような味わいで、実は優秀な銘柄なのではないかとさえ思えてしまう。オーストラリアの気候的にも最適な味わいであり、国民の支持を集めている理由も解るビールだ。

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ちなみに英国では付加価値税があまりにも複雑化、政治的な目論見と業界からの反発がせめぎあっている状態が続いており、法令の執行が困難化しているとの事

次回『The Collector』
ビール・コラムが70回を迎えるため、次回は非常に美味しく、そして諸事情により現在市場では殆ど見かけなくなってしまったレアビールを紹介します。特殊な事情が重なっている銘柄ですので、それを踏まえてご紹介いたします。

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