膝上のWheatley -私なりの科学思考-

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科学を勉強する理由は沢山あります。例えば、飛行機をより高速にしたり、風邪を治す処方箋、インターネットを使って当ブログを批判することも出来ますし、電子レンジで食材を温められる原理から宇宙開発まで…寸分の狂い無くピンポイントでミサイルを標的に着弾させ、ウランやプルトニウムを用いた火遊びまで、実に幅広い応用が出来ます。でも実際には、応用的な知識なんて大して必要ではありません(貴方が余程の最先端の科学者で無い限りは)。当ブログで何回かに渡りWheatleyを破壊しようとコラム化しました。テルミット反応(高熱)、火薬(爆発)、ダイナマイト(爆発)、原子爆弾(核反応)、ブラックホール。実はどれも基礎的な科学知識で十分に理解することが可能です。基礎的な科学知識 - このように書くと「ああ、科学はカンタンなんだ!!」と勘違いされてしまいそうですが、科学の世界での共通言語は数学です。当ブログは大学受験用じゃあないですから、数式だとか方程式の話を一切にせずに、今回の連続コラムを書き下ろしたことになります。ですから本音を言えば、私の書いたコラムは科学的じゃなくて、科学を用いた笑い話程度になります。こういう科学話を書くと、今でも思い出すのが、某教授のアドバイスです。
「難しいトピックスを難しく伝えるのは誰でも出来ます。難しいトピックスを解り易く説明するには十分な勉強をしなければなりません。秀才は、難しいトピックスを幾つかの手順を用いて説明できるのと同時に、その説明が専門外の人間にも解り易い様に伝えます。これにユーモアが追加されていれば、天才と呼んで差支えがないでしょう。」



話は変わりますが、ムーアの法則の提唱者Gordon E. Moore氏は、世界最大の半導体メーカーIntel社の創設者の一人です。この法則は、長いこと半導体業界の指標となり、人類に多くの利益をもたらした将来予測です。この法則は経験則なので、いつか成り立たなくなるという噂は絶えませんでしたが、それでも50年間にわたり重要な位置にいます。これは凄いことです、まるで流れ行くテクノロジーの最先端の中、この経験則だけが留まっているのですから。ところが、どうやらムーアの法則は、あと数年以内に崩れるだろうとの見方が強まっています。提唱者でさえ、そのように考えているようです。時代の最先端にいて、さらに時代を築いたMoore氏は、科学技術の大切さについて、特に基礎科学の重要性について説いています。最先端だけを追い求めて、その土台になっている基礎を学んでいる者が少ないと嘆いてすらいます。これはアメリカに限ったことではなく、日本でもそうです。現在の科学は大変に細分化されていて、もうわけわからん世界です。それだけ人類が進歩したと言えることなのですが、これを統合する人物がいないと言うのが問題なのです。恐らく、そのような天才は中々表れないでしょう。量子力学を極めて、素粒子論も全部理解して、さらに生物学医学電子情報工学、あとその他もろもろも全部理解しました!!そんな人物は何処にいますか?
何にせよ、基礎さえ知っていれば発展についていけるし、理解も出来るわけです。広い分野の基礎を知っていることで、何かと何かを繋げる事が新発見になるはずです。STAP細胞を発見した某科学者さんも、他分野の基礎もっと勉強するべきでした。例えば、道徳とか



私は、こういった状況をオペラ劇場のようだと思っています。オペラは壇上で何人もの出演者が演技をしています。あるモノは力学、あるモノは電磁気、あるモノは生物、というようにそれぞれの役割に応じた演技を行っています。私たちは観客ですから、それらを観客席から決して離れることなく観察しています。こういった状況が長いこと続きましたが、100年前にヤバイ演出者がさっそうと登場し、あっと言う間にステージ上を支配してしまいました。量子力学という実に生意気な若造です。その振る舞いは奇怪で、当時の研究者はこれまでの常識と決別しなければなりませんでした。(※1)さらに時代が進むと、どうやら量子力学が他の分野において重要なキーである事も解りました。例えば、これまでの力学だと、根本的に原子と電子の関係が説明できませんでした。たぶん原子核の周りをお行儀良く電子ちゃんが回っているんだろうと。でも、この考えだと不都合が起きるので、現実には違った動きを電子はしています。大味に言うと、原子核のどっかに電子ちゃんは存在しているのですが、それは確率的にしか理解できないと言うことです。「どっかに電子が居るのなら、その位置を突き止めろよ!!」と私に質問を投げないで下さい、ここはオペラ劇場ですから静かにお願いいたします。という逃げ回答をしますから。



案外、Wheatleyのような超科学は我々の見落とした知識の中に在るのかもしれません。それが膝上程度なのか、フロリダまでの旅路になるのかは解りませんが、どうにしろ知識無くして何も出来ず。科学知識とは少なからずとも数学を含むことにあり、理論的な考えには訓練が必要であり、午後のPCゲームにはビールが無ければなりません。
私が書いてきた雑記コラムの中では異色な味付けとなったWheatley破壊コラムですが、単純な読み物として時間つぶし程度になったのなら幸いです。それと私の説明では物足りなかった欲張りさんたちは、是非とも秀才ではなく天才を目指していただきたいものです。


※1:力学(常識)と量子力学
書き方が少し悪いが、力学が間違っていたと言うわけではない。小さな世界では通用しないものの、我々の住むサイズの世界で は実に良く現実世界を表現しているのである。

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