Zombie Army Trilogy ショートレビュー

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WW2・アフリカ戦線でドイツ・アフリカ軍団を撃退し、大戦末期のドイツ国内で要人暗殺と施設破壊をたった一人で行った伝説の狙撃手フェアバーンさん。今度の任務は、市内に溢れたナチス・ゾンビ軍団の壊滅。これまで実に多くの敵を狙撃してきたが、今度の任務はツッコミを入れずにはいられない。数百、数千と蠢く死人を相手に、中年の新たなる伝説が始まった。フェアバーンさん、たまには仕事を選ぼう!!

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硬派な狙撃ゲームであるSniper Eliteシリーズの最新作は過去に発売されたSniper Elite: Nazi Zombie Army、Sniper Elite: Nazi Zombie Army 2に加え新規レベルが入っている。そのためボリュームは価格以上に詰まっており、お得感があった。ただし、これまでのSniper Eliteシリーズと大きく異なり、敵から身を隠す要素は無くなった。ゆっくりと間合いをつめてくる大量のゾンビを相手に、カバーアクションをする必要性は無いし、敵を倒す順番も真剣に考えなくて良い。そんな事をしている暇がないのだ。あまりのゾンビの多さに、L4D2のようなデザインだと感じたが、プレイを進めていくうちにSerious Sam要素の方が強く感じた。一気に敵を放出する沸き方を平気で行うので、慣れない人は非常に厳しいデザインかもしれない。

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狙撃銃をメインに接近戦をしなければならないため、一戦が命がけである。しかもゾンビの体力が高く、ほぼ確実にヘッドショットを決めていかないと攻略が出来ないデザインになっている。ゾンビの種類も少なく、MAPはV2からの借用が多いので、ちょっと工夫に物足りなさがあった。ただEp3は新規MAPで構成されていたので、全てV2頼みというわけではない。それと、ある程度は覚悟していたが、全体的に高難易度であり、特にEp3の後半はマゾゲー化している。鎧を纏ったゾンビ軍団が目の前に溢れた瞬間の絶望は、Serious Sam 3のラスト渓谷と同じくらいにやる気を無くした。敵出しすぎ、弾無さすぎ、ゾンビが道を塞ぎ、死体に埋もれた死人の下段攻撃に脅え、壁際に追いやられる様は、どうしようもなく哀しい。悪い点は、まだまだある。敵を全滅することがトリガーになっているMAPだと、一部のステージでは高確率で永遠と沸き続けるバグがある。調べてみたが、これは最後の一体が、壁や地面にめり込むと、倒せなくなることがあるためで、あまりにも初歩的すぎるミス。あとボルトアクションライフルを高速で連射すると、モーションがバグって、物凄いカッコよい手捌きになるが…これは面白いから許す。

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ソロだと微妙な点が多いが、Coopだと一転して非常に面白いプレイになる。プレイヤー全員が接近戦では不自由するライフルで高難易度に挑むため、クリアするには連携が必要不可欠だからだ。4人モードで進めると、4人が互いにカバーできる位置で各個撃破していくスタイルになるのだが、これが歯車が噛み合っていて久々に攻略する楽しさに浸れた。
「おい、後方のBallyがゾンビに嬲られている。誰か助けに行かないと全滅するぞ!!」
「俺が助けに行く、援護しろ」

このゲームでは一人がダウンすると、目に見えて火力が落ちる。そのため、嫌でもダウンした仲間を素早く救助し、戦線に復帰させないとあっと言う間に壁際に追いやられてしまうのだ。同じくCoopメインのL4D2では、仮に仲間がダウンしたとしても、他3名が上手なら切り抜けられるケースは多いが、Zombie Army Trilogyでは全員が揃わないと厳しい局面が多く、しかもそういったステージが連続している。高難易度、MAPデザイン、武器とアクション、こういった要素が奇跡的(?)に連動しているが、何ともSniper Eliteが憎めない所だろう。

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狙撃だけで何とかしろよV2、広いフィールドで射撃位置を決めろよ3、そして沸きに沸くゾンビをヘッドショットで決めろよZombie Army Trilogy。どの作品も個性が強く、そして主軸がしっかりとしている。余計なシーンで白けることもなければ、意味不明なQTEも入り込んでない純粋なアクションゲームである。
伝説の狙撃手フェアバーン、もとい英雄的な狙撃チームの一員になってゾンビを片っ端から撃ち抜くのも悪くないのだ。

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