追加実験.酔っ払った状態でのレースゲームへの影響

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本実験は被験者がアルコール飲料を摂取した状態での認識能力を測るものである。

【概要】
アルコール飲料を摂取した状態でゲームプレイをした時の影響を測る事を目的とする。
実験に使用するゲームを選ぶ基準は以下の条件を満たすものとする。
1.ゲームプレイに他者が介入することで大きく検査結果に影響が出るゲームは除外する。
2.判断能力を最大限に使用すると思われるゲームタイトルであること。
3.タイムアタックなどのセオリーが確立されているルールは除外、又セオリー重視のゲームルールは除外する。
4.被験者がある程度プレイをしているゲームタイトルであること。
5.1ゲーム中に多くの判断能力が問われるシーンがあり、かつランダムな要素があることが望ましい。

条件1~5までを考慮した結果、最適なゲームタイトルは『Need For Speed Rivals』と判断する。
アルコール飲料については被験者がアルコールに強いこともあり、 サントリー ザ・マッカラン 12年 40度とした。

【追加項目】
前回の実験に於いて、被験者が酔っ払っているのかどうかの判断を誤まった可能性がある。そのため、今回は協力者(観測者)を4名まで増やし、被験者が酔っ払ったかどうかのテストを行った後にゲームプレイに移行するものとする。
被験者が酔っているかの判断は、問題集 線形代数(著:矢野 健太郎、 石原 繁)、問題集 微分積分(著:矢野 健太郎、 石原 繁)からランダムに1問出題し、解答を誤答した瞬間、もしくは1問に10分以上思考をした場合を被験者が酔っ払いと判断するものとする。本人の数学習熟度から考えても、平常時に大学初学年レベルの問題をミスするとは考えにくいため、妥当な検査方法と考える。

【実験手順】
手順1.被験者ばりーが1オンス(シングル)のマッカランを飲む。
手順2.直ぐにランダムで出題された問題を解答する。
手順3.解答ミスをしなければ再びマッカランを1オンス飲み、再度問題に取り組む。(ミスをするまで続ける)
手順4.解答ミスをした場合、被験者が車種を選択後、協力者がコースを選択する

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以下の文章から協力者(前回の協力者と全く同じ人物)からの口上纏めであるため、私の文章ではありません。



「嫌な予感はしていたが、全く問題をミスらない。シングル4杯も飲んでも平然と解いていく様は、恐ろしさすら感じた。ところが、5杯目にして初めての長考、特に難しい微分方程式ではないが、ここで10分以上使用したため、本人が酔っ払っていると判断。直ぐにゲームを起動し、本人に車種を選ばせる。ここで困ったのは、我々、協力者全員がNeed For Speed Rivalsというゲームを知らないと言う点である。どのコースを選べば良いのか判断できない上に、当人に選ばせたら有利なコースを選択するに決まっている。とりあえず難易度Hardのコースを適当に選んだ。

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本人が選んだ車はKoenigsegg One:1。最速車の1つらしい。
選ばれたコースは
コース:[Hard] Interstate 04
イベント:レース
全長:10km
本人最速記録:2分25秒


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もの凄いスピードでスタートし、ライバル車を1台鉄くずに変える物騒な走りをする。画面上に沢山の情報が流れているが、酔っ払っているためか視点が定まっていないような素振りを見せている。コントローラーを握る手も弱く、何故か斜めに持ちながらプレイをしている。

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高速道路地帯で派手に追突事故を起こす。吸い込まれるように一般車に激突していたので、単純な操作ミスか前方不注意の類だろう。酒が回っているせいか、ガードレールに擦りながらでないと曲れないらしく、ブレーキングをするタイミングが明らかに遅い。

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雪山地帯に入ったあたりから、挙動が危ない。ふらふらとライバル車の後ろに寄っては、壁に激突をし、その直後に警察車両に体当たりをされゲームオーバー。この結果は意外だった。なぜなら前回も呑んではいたが一発でイベントをクリアしていたからである。
「ちょっと水を飲ませろ、本気出す。」とほざいたので、飲ませてやることにした。3分の休憩後、2回目の挑戦を行う事にした。

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2回目のプレイも殆ど変わっていない。ただ、傍から見ても少し不運な接触事故があった。本人曰く、レース中の不運を自身の腕でカバーするレースゲームらしいので、それを含めての計測でも問題は無いだろう。

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結果:2分56秒
事故回数:2回
(初回プレイ時 クリアできず2回目の挑戦にてゴール)

タイムにして31秒の遅れが出た。

【(当人による)考察】
前回の実験から3年が経過し、ふと思いついて追加実験として称して記事にしましたが、やはり飲酒による判断能力低下はレースゲームだと顕著に出ると判断して良さそうです。ウイスキー5杯も呑めば酔っ払うのは当然なのですが、まさか1回目のプレイでクリア出来ないとは思いませんでした。
現実で飲酒運転をするのは犯罪ですし、危険な行為です。今回はゲームで飲酒運転をする実験ですが、十分な結果だと言えそうです。実際の車はキーを回し、ハンドルを握ってから、ギアを1速、2速と繋げなければなりませんから、手と足を別々に操作しなければ発進する事もままなりません。酔っ払っていたら、発進すら困難が伴うと思われます。協力者が言うには、私はコントローラをまともに持っていなかったらしく、体も斜めになっていたようです。
事故を起こすのはレースゲームの中だけに留めて置くのが賢いでしょう。

関連事項:実験.酔っ払った状態でのレースゲームへの影響

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No title

教養課程で学んで以来この方全く使う機会の無い仕事に付いた身としては、大学初年度レベルの数学計算能力を維持できる環境にいらっしゃる事がとても羨ましく思います。

ふと気になって調べてみたのですが、ドライビングシミュレータで飲酒の影響を調べるのはまあ予想の範疇ですが、
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26147898
実際のコースで酒飲ませて運転させた研究まで存在していることに驚きました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23357031
面白いものでアルコールを飲ませてレースゲームをさせた研究も一件みつかり、なんとなんと使われたのはNeed for Speed IIだったようです。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15316570
(本文はFull text linkから)

Re: No title

> 教養課程で学んで以来この方全く使う機会の無い仕事に付いた身としては、大学初年度レベルの数学計算能力を維持できる環境にいらっしゃる事がとても羨ましく思います。
>
> ふと気になって調べてみたのですが、ドライビングシミュレータで飲酒の影響を調べるのはまあ予想の範疇ですが、
> http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26147898
> 実際のコースで酒飲ませて運転させた研究まで存在していることに驚きました。
> http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23357031
> 面白いものでアルコールを飲ませてレースゲームをさせた研究も一件みつかり、なんとなんと使われたのはNeed for Speed IIだったようです。
> http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15316570
> (本文はFull text linkから)


リンクの論文は、精神医学から見た飲酒と脳の関係ですね。脳医学はあまり詳しくはないのですが、この分野はAI研究を含め、この10年でかなり前進した分野だと聞いております。この論文が素晴しいのは、走行時における行動を8つに分けて評価している点で、これは中々に面白い考えです。結果を見ると、やはり他車との接触は増加傾向にあるようですね。実際にゲーム内飲酒運転をした身としては、「避けられない」感覚がありました。

ふと思ったのですが、レースゲームで飲酒し、データを集めると言うのは理解が出来ます。結果が数値化しやすい上に、車の運転は判断能力が顕著に出ることが予想されるからです。では、FPSやRTSでも同じような結果が出るのでしょうか。『私以外の人間』が実験して、結果を公表してくれると助かります。(実際に準備や結果を纏めるのは非常に手間が掛かるでしょうから私はパスします。)
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