Replay:DeadSpace3

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唐突だが、不味い酒の見抜き方をお教えしよう。グラスに注いだ時、酒の香りが一切にしなかったのなら、極めて高い確率で美味しいお酒ではない。それがウイスキーであれ、ビールであれ、日本酒であれ、ほぼ致命的な欠陥といって良い。あのスモーキーさや、小麦や果実、米の持つ特有の甘い香り、草原、水、醗酵した時の危ない香りでさえ、ユニークである事を助けている。ブランド名やカッコつけた様相をしていたって、理解ある人達を全員騙すのは難しい。幻影を見ていない限りは、だけれども。

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DeadSpace3は失敗をしたタイトルである。正確にもの言うのであれば、失敗と失格、失態の三重奏なので救いようが無い。
何が失敗なのか:このシリーズの良さは、敵の部位を切断する事による戦闘にあった。このデジタル・バイオレンス全開で、グロテスクさ上等の心躍る戦闘が心地よく、更に言うとホラーテイストに一役買っていた。ところが本作は、敵の移動速度が速く、手足の切断なんてしている場合じゃない。所持できる武器インベントリも4から2つに減り、後は改造で賄って下さい、と来たもんだ。そうじゃない、そうじゃないんだ。個性ある工具を使い分けたいんだよ。

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何が失格なのか:誰も居ないエンジンルームに向かったアイザック。扉の向こうからはモンスターの呻き声が聞こえる・・・クソ、こんな真っ暗な中を進むのか、ヤベェじゃねぇかよ。と、こういう1シーンが多かった初代。
うわー、宇宙空間に放り出されちまったよ、酸素ヤバイ、早く何とかしないとヤバイ、よく分らないけどスピード感あるアクシデントの連続がヤバイぜー、のDeadSpace2。この前2作はホラー寄りか、アクシデント連発アクション寄りかで見事に個性があった。ところが、本作は、ホラーは薄いし、所々で挿入されるイベントも冴えない。何がしたいのか全く分らない、最悪の中途半端っぷりを発揮している。シリーズとして認めることが出来ないレベルの空気感である。

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失態しかない何故か追加されたCoop、誰も望んでいないし、このシリーズでCoopする意味が分らない。何故かアイテム課金がある。有難う、丁度、課金したかったんだ。カバーアクションも追加しておいたよ。ああ、有難う。助かったよクソ野朗。クラフィティング要素もあるんだぜ。ああ、有難う。最高に助かったよ阿呆野朗。今回のストーリーは恋愛モノにしておいたから要チェックだぜ。工具とネクロモーフのAVか、それは期待できそうだな。まだまだあるよ、同じボスと何回も戦うはめになるし、安っぽいキャラは沢山出てくるし、MAPは面白みが無い。それに加えて、ラストシーンは白ける終わり方をしたので、本当に呆れてしまった。VisceralがMarkerを直視した可能性を真剣に疑うべきであり、結果的に彼らが大切に築き上げた遺産も崩壊する事となった。

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あのVisceral Gamesが作ったとは思えないほどミスが目立つ。ちくはぐな全体デザインは軋み、愛情を感じないストーリー展開、理解が足りていないアクションシーンの数々・・・虚構の塊か、或いは錆び付いた金字塔か・・・ ・・・ ・・・
そうか、解ったぞ。私もMarkerを直視したがために、洗脳されてしまったに違いない。きっとDeadSpace3なんて作品は現実にはリリースされてはいまい。香りなきは幻影なり、酒もゲームも見抜き方は同じなのかも知れない。

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