Beretta M9 in Games

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1985年にアメリカ軍の制式拳銃の座を射止めたBeretta M9。それから30年の月日が流れ、今や世界一有名なピストルとして知られ、映画やゲームによくよく登場をする。およそ軍用とは思えぬスラリとしたデザイン、オープントップのスライドは武骨らしさとはかけ離れた洒落っ気があり、美を感じさせる。スタイル抜群、個性的、アメリカ軍のお墨付き、と十分な宣伝効果があったBeretta M9は、もしかすると最もメディアに登場をした銃器なのかもしれない。ところが、現場の兵士たちからは不評なピストルらしく、ついにアメリカ陸軍は次期制式拳銃を2018年までに採用をする事を決定した。この一大リプレースに世界中の銃器会社が飛びつき、熾烈なレースが始まった。

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ゲーム内での安定した立場とは裏腹に、Beretta M9は問題が多いピストルらしい。アメリカ在住の友人が言うには、グリップが比較的大きいため握りにくく、トリガーを引く感触もイマイチとの事。(個体差と言うわけではなく、全モデルそういう仕様なのだという)実際、アフガニスタンに派遣された兵士たちも同様の意見のようで、更に威力不足や、あまりスムーズではないマガジン動作も不評を買ったようだ。現場のクレームを受けた陸軍は、早速調査を開始し、次期制式拳銃の性能仕様を各メーカーに通達した。仕様は一般的には公表されておらず、どのような性能が求められているのかは分らないものの、かなり厳しい要求だと予想されている。リプレースされる側のBerettaも慌てて対抗馬を提出したものの、結果は不合格。本命はBeretta以外である事が明確化されてしまい、正に踏んだり蹴ったりな状況だ。

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ところが、この次期制式拳銃計画に暗雲が立ち込めており、Beretta M9はこのまま継続される可能性も出て来た。発端は、米陸軍参謀総長Mark A. Milleyが、長い選考プロセスや多額の費用に否定的な発言をしているためである。この発言では計画そのものを中止する考えもあるようで、陸軍としては別途に特殊部隊専用ピストルを調達できれば問題ないとの事。そもそも、30年前に行われた選考も問題があったようで、陸軍が勝手に計画を進行したことに腹を立てた海軍は、別の拳銃を制式採用するという混乱があった。

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現実のBeretta M9は渦中の的であるが、それでもゲーム内で嫌われることは少ない。大凡、初期装備の定番のような場所で、安定した露出がある。もしかすると、その立場を追われてしまう可能性もあるが、そうなっても別枠採用されるような気もする。
ある時は、銀幕のTシャツ警官の片手に、あるいはゾンビを退治する場面で、よく解らないけど勝手に持たされていたことが多かったかもしれない。それでもなお、とにかく目立つピストルであったことに代わりはない。


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