World Guide to Beer ケンタッキー・バーボン・バレル・エール

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第83回 【黄昏あかね空】

アメリカを代表する産業は2つしかない、つまりジェット戦闘機とバーボンだけだ。この2つだけがアメリカが世界に誇る製品なのである。他の製品、例えば窓と林檎は、日本製が一番だ。窓はそこら辺で買えるし、林檎は青森で買うのが宜しい。どちらもフリーズしないし、電力を消費しない上に戸惑うことないだろう。車?ああ、この分野の一番はアメリカでも日本でもない。答えは英国だ。私の友人にMG-Bを所有しているオーナーが言っていたから間違いないよ。「いやー、流石はブリティッシュ・レイランド製、たまに動かなくなるけど全く壊れていないから驚きだね」(※ブリティッシュ・レイランドは低品質な車を生産することで有名だった)日本車もアメ車も動作しない事とは壊れたという事なのだが、英国車では意味が違うらしい。よって車は英国製に限る。麻薬は伝統産業かもしれないが、新しい大統領が良く分からないことを言っているので、どうなるのか解らない。カルフォルニアでは嗜好品OKという扱いになったばかりなので、これから盛り上がるだろう。ちなみに麻薬取締局を設立し、麻薬撲滅に強行的な態度を示したニクソンはカルフォルニア州出身である、なんとも運命的である。そうやって都合の良い選別をしていくと、バーボンくらいしか残らない。

世にも珍しいバーボン・エールである。
バーボン熟成に使われたオーク樽によって6週間近く熟成されたビールであり、アルコール度数も8%以上と高めだ。強いアメリカというイメージ通りのバーボンだが、こちらも負けず劣らずのパワフルさを兼ね揃えている。Alltech Lexington Brewing And Distillingという醸造メーカーなのだが、国内で入手するのはネット通販からが手っ取り早い。店頭で見かけることはないだろう。

飲んでみよう。
凄い香りである。ビールじゃない、完全にバーボンだ。色もオカシイ、茜色全開のバーボンさを一切に隠していない。ビールじゃない、バーボンだ。車じゃない戦車だ。完全にアメリカ、あまりに堂々としたビールじゃないビールだ。
味もバーボンだ、そうとしか言いようがない。ワイルドターキーとフォアローゼズを配合させて炭酸入れました的な飲み物である。つまり非常に飲みにくい美味しさでグラス重量を満たしているのである。重く、濃く、反省しない酒。それがバーボン・エールなのだ。

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超・人を選ぶビール。アメリカ全力の風味でございます。

次回『技術革新1』

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