コラム:取り留めの無いゲーム小話(2018年2月)

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地上に突如出現した謎の領域エリアXへの潜入調査を命ぜられた女性4名。先遣隊はほぼ全滅しているため、エリアXは非常に危険な区域に指定されていた。部隊は武装をし、エリアX内に侵入をするが、そこで見た光景は地球上とは異なった動植物や現象の数々。超常現象、人型のモニュメント、そして塔の発見。主人公である"生物学者”は既知の知識では説明できない体験をするが・・・ジェフ・ヴァンダミア著のSF小説『全滅領域 (サザーン・リーチ1)』を読んだとき、この世界をウォーキング・シュミレーターとしてゲーム化して欲しいなぁと思った。ただ、小説が映画化することはあっても、ゲーム化まですることは多くない。そういう世界で小説としてもゲームとしても一定の成功を収めたMetro2033は本当に凄い作品だった。こちらは荒廃をした世界を舞台に、青年アルチョムの旅路を描いている。思うに、小説をゲーム化するのであれば、、物語性よりも『特質な世界』を描いた方が、プレイする身としては嬉しい。尤もこれはアクション作品やRPGに限った事で、他のジャンルで考えるのなら『物語性』を重要視しても良いのかもしれない。ただ、我々は入力を以って歩き回りたく、そしてより体験的なモノの方がよりゲームらしい。ちなみに全滅領域は2018年2月23日にアメリカで映画(題名:Annihilation)が公開される予定である。そして日本で公開されないらしい。チクショウ!!

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ソニックウイングス3は2人プレイが面白く、STGとしては非常に珍しい。通常のタイトルであれば、2人で協力をして進めようにも、敵弾の誘導やら画面上での自機視認問題などが発生をする。そのためSTGにおける2人協力プレイはご法度的な意味合いが含まれている。しかし、ソニックウイングス3は2機同時に重なり合う事で強力なショット攻撃を行うことが出来る。これが非常に重要な要素で、一部のボスは瞬殺可能なのである。特に後半面 - 海底面のボスは非常に硬いため、2人プレイでも時間が掛かる。愛すべきライデンファイターズでも2人プレイ時の溜め打ち重なり攻撃があったはずだが、ライデン系だと明らかに通常時の攻略に支障が出る。よって2人プレイに向かない。そう考えると、ソニックウイングス3は相当にヘンテコなSTGであり、登場キャラからして狂っている。ホワイティはイルカだし、チャイカ&プーシカはボムがマトリョーシカだ。しかも演出が衝撃的で、一度見たら忘れられないボム攻撃だった。そういうゲームであるが、実は自由に2人コンビを組めない制約があり、同じ国籍同士の選択キャラでないと出撃出来ないのである。これは結構、悲しい仕様だったなぁ。どうしてこんな厄介な仕様にしたのだろうか。

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野球ゲームをプレイしたことが無い。
もといスポーツ・ゲームを全くと言ってよいほどプレイしない。知らない・解らない・興味が無い上に語れない。見事な四重苦なのだが、これは日常性と絡んでいる気がする。つまるところ、私は野球をプレイした経験があるし、サッカーやバスケ、バレーボールもある。中でも卓球は一番に得意であったが、言えば球技と日本人は近い距離にあると思っている。先の『全滅領域』の話と通じる部分があるが、どうも私はゲームに非現実性を強く求めているらしいのだ。例えば、ゾンビが溢れる世界を生き残るゲームは、現実的に起こる可能性は非常に低いし、それを経験した人間もいない。だからこそ、その世界にセンスオブワンダーが隠されており、アーティストの腕が如実に現れる。逆説的に考えると、仮に野球を経験したことが無い人間であったのなら - 間違いなく野球ゲームを当ブログで紹介していた。多分、レビュー文章は頓珍漢になっていたはずだ。
この野球というスポーツは火薬を使用してはいけないから爆発が足りていない。現実の野球はプレーした事が無いが、ルールを改定してダイナマイト類の~ 
いいや、やはり野球を現実世界で体験しておいて良かった。野球ファンを敵に回していたパラレルもあったのかもね。

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AmazonのPCゲーム・ランキングに出てくるタイトルは大方未プレイである。
というかPCゲームのランキングなのに書籍やギフトカードがランクインしている時点で当てにならない。でも結構、好き。何というか、専門性の高いサイトが発表をしているランキングは役立つのだが、どうせ人気作品は購入をしないから"役立つ情報"を役立てない。もとい、ランキング上位の作品であれば売れ筋であり、逆に私の出番は無いとさえ考える。AmazonのランキングはPCゲームであれ書籍であれ、短時間に購入をすれば簡単にランキング上位まで上り詰めることが出来る。ランキングはお金で買える、不正が横行しているわけだ。恐らく大手Amazonだけじゃないはずだ。ユーザーが知り得ないブラックボックスの中で、数値が操作されている。でもAmazonのPCゲームランキングだけは、不正操作ですら見放されているようにさえ思える。昔のPCゲームタイトルが平気でランクインしていたり、既に正規で販売終了しているタイトルですらランクインしているから。結論としては、全く役立たないランキングだと言い切って良い。でも好き。だって自分の好きなタイトルがランクインしているのを見たら、心奥底で"人気"とは違った応援をしたくなるから。私も結構、不誠実な人間だな。

World Guide to Beer 鬼の居ぬ間にIPA

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第93回『鬼が居てもIPA』

今は昔、京の近くに酒呑童子なる妖怪が居座っておりました。
日の本の国で最大級の勢力を誇った鬼の総大将であります。その力たるや類を見ないがために、討伐は大変に困難でした。事態を重く見られた藤原道長は、国内の名だたる武人6名を集わせると、酒呑童子の討伐を命ぜられたのです。その筆頭は渡辺綱、剛勇で知られた武人であります。一行は、鬼退治のために旅をする途中で、様々な人物から酒呑童子の噂を耳にしていきます。どうやら酒呑童子は唯の悪鬼妖怪として考えるには甘く、妖怪の四天王、近づいて刀一振りで退治できるモノノ怪ではなさそうだ。そうして渡辺綱たちは旅の途中で不思議な旅人と出会います。その旅人は酒呑童子の詳細を教えると去っていきました。渡辺綱は旅人の忠告をよく聞くと、山伏(修行者)の格好をして童子の城内に入り込みました。童子を前に構えると、渡辺綱たちは酒を進呈し鬼の注意を散らし言います。「これは都で評判の酒です。これで一晩の宿泊をさせてください。」童子はその願いを了承すると、毒入りの酒とは知らずに飲んでしまいました。暫くは無事でしたが、何しろ強力な毒でしたので、もうどうすることも出来ません。渡辺綱は童子が痺れて動けなくなったのを確かめると、童子の首を切り落としました。鬼最大の実力者が亡き者になったことで、渡辺綱は他国の鬼から命を狙われることとなりました。その刺客の中に酒呑童子の部下、茨木童子なる鬼がおり、渡辺綱を襲撃します。しかし、剣豪・渡辺綱に腕を切り落とされると、鬼達はより一層、恐れるようになりました。茨木童子は切り落とされた腕を取り戻すも、もはや復讐する気力は無く、以降も『渡辺』なる者には近寄らず。節分の日に渡辺姓は豆を撒かずとも鬼達に恐れられるようになったと聞いております。

最強の妖怪候補の1体、酒呑童子は萃香さんの元ネタのようです。
残念ながら私は渡辺さんではないので、萃香さんから恐れられてはおりませんが、今回は数々の品評会で名を聞く醸造所、伊勢角屋麦酒です。前々から気にはなっていた銘柄で、ようやく飲むことが出来ます。鬼の居ぬ間にIPA・・・鬼がいるけど飲む事にしましょう。

飲んでみよう。
色を見てほしい、何て美しいのだろうか。IPAらしさもあるが、まるで紅葉の中に迷い込んだかのような無邪気さが溢れている。IPAは強力なマグナム弾のようなジャンルだが、意外な事に本銘柄は強烈な苦味をウリにしていない。やや拍子抜けしたものの、独特のフルーツ味と段々と効いてくる苦味で体が傾いてくる。恐らく、一口飲んで直ぐに『美味しい』とは言えない類のビールで、何口か含んでようやく正体を現すタイプと言える。私も数々のIPAを飲んできたが、これは徹底的にバランスを重視したタイプで、非常に飲みやすいながらもユニークでフルーツなコクが強く出ている。私好みの味わいであり、名前負けしない素晴らしいビールである。

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節分でも、そうでなくても素晴らしい銘柄だ。本当に美味しい。

次回『モア・モアネット』

Crimson Earth ショートレビュー

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お待ちかねのクソゲーである。
一部のゲーマーは尊敬と感謝の手紙をEHTechnologyに送りつけるが、その他のクソゲー耐性の低い者からの容赦のない"有難う"が撒き散らされることだろう。しかし、貴方は何よりも優先してCrimson Earthをプレイし、この世界に生きている事を実感せねばならない。そして若干の後悔 - 人生の貴重な数十分をゾンビ並みに腐った体験で埋め尽くしたことに涙する。時間に対する価値を再認識させてくれる程のインパクトがある。

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誰もがCrimson Earthを否定し、開始10分前後でアンインストールする。大量のゾンビを、ただただ撃ち殺すだけの単調な作業が待ち受けえていると感の良いゲーマーは気が付いてしまう。貴方の意見は、予感であれ予想であれ事実である。しかし、その作業に伴う痛みは、少しの補足が必要だ。まず第一にクソなのは、異常にグリッチが多い事だ。ちょっとした段差から落下すると、永遠に空中浮遊をするハメになる。たまに武器チェンジを繰り返すとキチンと地面を通過して落下してくれるが、運が悪いと地上10cmの空中から身動きできなくなる。階段は特に危険だ、注意をしておけ。第二のクソは、オブジェクト判定が甘すぎる事だ。建物に判定があったり無かったり、終いには建物に地面が無かったりと低予算っぷりを堪能できる。おまけにMAPの判定が謎で、戦闘区域以外に脱出し、そのまま歩いてロードムービーよろしく、ウオーキングシュミレーターが始まる。戦闘に飽きたらMAP端から別MAPへロード無しで行けるぞ!!昨今の大作オープンワールド並みの技術力!!・・・キチンとテストプレイしてねぇだろ!!

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第三のクソは、銃弾やらゾンビの当たり判定がガバガバすぎる事だ。
基本的にゾンビの動きは遅く、走り回っていれば攻撃は当たらない。しかし、攻撃のモーションから当たり判定までが良く分からない。不自然に喰らっている感じがあり、死なないにしても納得できない。銃弾の当たり判定も良く分からない。というか、リボルバーの銃撃音だけ超不自然だし、爆音過ぎる。しかし、幸いにして最恐のクソFPSとして名高いSoldier of Fortune: Paybackほどヒットボックスずれは起こしていない。ただ単純に何かに銃弾は当てているものの、それに対する感想があまりにも薄い。雑過ぎるアニメーション、未完成MAPに謎判定、グリッチにバグ実装と審査員の心象は頗る悪い。

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第四のクソは - クソというか狂気じみた仕様が後半を汚染し、それが興奮に繋がっている。
武器バランスが清々しいほど壊れており、機関銃を入手してから世界観が大きく変わる。中盤までは、所持弾薬数が少ない事もありチマチマしている。弱い武器で弾切れに怯えて攻略をしていく。弾が尽きたらParkで敵を全滅する手段も残されているが、接近戦が用意されていない。つまり弾薬尽き次第、自殺するしかない。ところが機関銃を入手すると、撃ちまくりの大虐殺が開幕するのだ。弾丸が尽きる様子は無く、2発撃ち込めば死体の山。連射能力、威力、所持弾薬数、どれも最強なのだ。BioShockをプレイしていたら、いつの間にかSerious Sam 3になっていたような気分だ。それくらいに世界観が変わる。この崩壊したゲームが、もう一度崩壊をするのだ。一周回って別クソゲーになる。すると、どうだろう。撃って走って空爆キメて、たまに狙撃銃でゾンビを木っ端みじんにする謎の疾走感が生まれるのである。めちゃくちゃすぎて感激した。

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Early access以下の未完成、というのが正直な感想である。
どうしようもないクソゲーであり、金の無駄であり、クソゲーマニアを一人残らず救済できる実力がある。私はもうアンインストールしたから参加は出来ないけれども、生き残った連中が地獄の様相を追記しておいてくれ。

Fallout4 その6

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町一番の探偵ニックを救うため、パパは地下シェルターへと乗り込む。
既にダイヤモンドシティでドンパチしてしまった後なので、手ぶらでは戻れない。住民は不倫問題2人以外には手を出していないが明らかに問題となりそう。イベント分岐をしている可能性もあるが、リトライとかは考えない。

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PTA大激怒の暴力描写だ。
グラフィックスが向上をしたことにより、肉の飛び散り方がエグイです。パパも手榴弾で吹き飛ぶとエグイ。救いはわんこだけだが、戦力としては微妙。NPC強化とかは出来ない?

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本を手に入れると自身の能力が少しだけ強化される。
効果は永続するので見かけ次第に入手していきたい。前にも触れたが、本作は通常難易度でもやや難しい。FPS部分が強化されて事もあり、狙って撃つ以上に、位置取りの問題も出てきた。基本的に難易度を下げるようなことはしないが、戦闘スキルを取得していないのでどうなることやら。

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探偵ニック。
まさかのアンドロイドだった。ハードボイルドだが、感情は豊かでジョークも言ってくれる。他のロボットと違って、プロトタイプらしい。
わんこと探偵ロボット、パパの旅が始まる。

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この3人旅・・・凄い素敵だと思いました。
アイザック・アシモフの『鋼鉄都市』が好きなので、ロボットと人間が一緒にいるだけでワクワクしますね。ここにきてわんこも大活躍で、パパ犬ロボットの奇妙な連携が記憶に残る。またニックの性格も渋くて、あまりロボットらしくないのも良い。そう言えばFallout3にも『連邦のロボット』シナリオがあったが、ニックも連邦製造のロボットだ。そして本作の舞台は連邦である。ロボットが活躍するシナリオなのかもしれないな。

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息子をさらった誘拐犯のアジトを襲撃するパパ。
皆殺しを開始する。

Fallout4 その5

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ダイヤモンドシティにて友達作りをするパパ。
聞けば町には腕利きの探偵がいるらしく、彼に依頼すれば誘拐された息子の手がかりも得られるかもしれない。しかし困ったことに探偵ニック自身も行方不明になってしまったらしく、まずは人探し探偵探しをする羽目に。ニック何処だよ?

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酒場
女を巡る喧嘩騒ぎ
不倫問題
パパ、解決を試みる

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男、妻を取り戻そうとする
酒場店主、不倫を否定
パパ、解決を試みる

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依頼者、打合せに無い行動をとる
パパ、困惑
酒場店主、好戦的な態度
パパ、平和的交渉で解決を試みる

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パパ、面倒なので不倫相手を射殺
狼狽える依頼者
殺害現場に取り残された2人
パパ、悪くない

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勢いあまって依頼主を殺害
急いでダイヤモンドシティから逃走をする。もうめちゃくちゃ。
ニックを救って町の評判を取り戻せ。ニックが全てだ!!

予想外のトラブルに巻き込まれてしまったパパ。
この事件が尾を引かねば良いのだが・・・

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Author:ばりー
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