Fallout4 ショートレビュー

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いいかい、キュリー。
私は連邦が核戦争で破滅する以前の世界からやって来たんだ。200年前の話だよ。君も地下で幽閉されていたが、私は冷凍保存されて気が付いたらココに居たんだ。妻は傭兵に殺され、息子は誘拐されてね。でも、見ず知らずの私を助けてくれる仲間がいたんだ。そして私を利用しようとする勢力も居た。まぁ、幾つかの勢力は滅ぼしてしまったが、それは仕方がなかったんだよ。そして、もう目的は果たされた。後はミニッツメンを再興させなきゃならない。まだ困っている連中は連邦に存在をしているから。君はどう想う?この荒廃した世界を見て何を考えたんだい。まだまだ旅は続くから、終着点で君の感想を聞かせてくれれば良いさ。じゃあ、行こうか。実はね、もうB.O.Sは不要なんだ。利用価値の無くなった連中は始末しなきゃならない。そうだろ?

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傑作と名高いFallout3から7年の歳月が流れた。
その時のスタッフが再構築したFallout4は、キャピタルウェイストランドの続きを物語のみ継承し、根幹は完全に否定している。正確にはFO3の正統続編でありながら、非常に変更点が多いがために賛美両論の渦中にある。過去作品との大きな違いは4要素在り、建築(クラフト)ハクスラ本格的な戦闘、そして主人公の存在感である。結論を言えば、最初の2要素は失敗しており、戦闘は合格、そして主人公デザインに関しては評価が難しいといった印象だ。それ以外の部分は殆どで高評価を与えることが出来る。主人公が歩き回る連邦はボストンを再現しており、その広大さと過密なロケーションには驚きがある。特にロケーションの多さは異常レベルであり、建物内に入れるか所の多さには感動すら覚える。また、荒廃した光景の隅々にも手の込みようが感じられ、散歩が大冒険になり、そして高い確率でクエストに巻き込まれていく。こういったトラブルの多さが、旅の経過と相まって楽しさを引き上げている。間違いなくMAPの作り込みはゲーム史に残る。

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クエストも多彩で、各勢力の思惑も入り組んでいて進めるのが楽しかった。
連邦は4勢力が蠢いており、物語を進行させるには必ず1勢力に肩入れをしなければならない。しかし、どの勢力もクセがあり、各プレイヤーは悩ましい選択に迫られる。特に物語の中心核である勢力インスティチュートは非常に大きな意味を持ち、主人公と息子の関係が狂っていく事となる。Fallout3では息子(娘)が父親を探す旅であったが、今作は父親(母親)が息子を探す物語であり、ストーリー展開は大どんでん返しと共に驚きと満足感があった。またサイドストーリーも重厚で、過去の記憶に決別をしようとする探偵、不死身のヤバイ奴を殺す依頼を受けたり、ロボットたちの殺人事件に巻き込まれ、探偵として殺人犯を追い詰めたり等、色合いの濃さはシリーズ随一である。相変わらずお使いクエストはウンザリさせられてしまうが、MAP探索は楽しいし、何より戦闘デザインは見事だ。

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これまでのBethesda Game Studioは世界観の構築は巧みでも、戦闘アクションがイマイチな作品が多かった。ところが、本作は他オープンフィールドFPSと遜色のないFPS戦闘を確保しており、きちんと狙って撃つ事で敵を倒す。シリーズ恒例の部位破壊もあって、この部分での成功は大きい。またRPGでは欠かせない成長要素も悪くない。今回は条件さえ満たせば、欲しいスキルは狙って獲得することが可能となったので育成計画は立てやすくなった。レベルアップも直ぐにするので、ストレス無しに強力になって行く主人公は爽快感すら覚える。ただし、装備が貧弱な序盤は苦戦しやすく、変に正規ルートを外れての探索は過去作以上に厳しい戦いになるだろう。これはちょっと不満点である。

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建築は大量の資源が必要で、率直に面倒だ。
さらに建築用UIは腐っており、正にゴミクズである。物理法則を無視した建築作業が楽しめるのは、このクソったれUIを我慢できた者、かつ資源が余りまくる後半戦からだろう。逆説的に考えると、エンドコンテンツ向けな要素と言える。個人的にはFPS視点で建築作業は理解できなくも無いが、せめて拠点内のジャンク品解体は一気に行えるシステムを搭載してほしかった。拠点エリア内の不要な木々の伐採作業で10分以上も退屈な作業をするのは間違っている。そして難易度によるアイテム品質の選別 - つまりハクスラ要素は投げやりぎみ。高難易度を選択すると強力な装備品を入手しやすくなるらしいが、あまりにもドロップ率を絞っている印象である。特に防御装備は、外れ品が多すぎる。武器は一部のユニークアイテムがぶっ壊れており、初心者救済措置にしても、選択の幅があまりに狭い。そもそもニコイチ品が多すぎて見た目に飽きてしまう。

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最大の争点は、喋る主人公にある。
これまでの主人公、例えばLone Wanderer(Fallout3)やCourier(Fallout New Vegas)は人格が設定されておらず、プレイヤーの考えるロールプレイが可能であった。悪人でも善人でも、その中間でさえ違和感がない過去作と比べ、本作のパパ(ママ)は明らかな善人である。それはNPCとの会話で直ぐに理解が出来る。選択肢は多いのだが、どうしても喋り方や各セリフから悪人には見えないのである。ブラックユーモアを挟むあたり、正に古典的な良きアメリカ人という印象しかない。シリーズを愛するファンは耐えきれないシーンもあるだろうし、自由度の高さをキャラまで引き延ばせなかった部分での怒りは御尤も。ただし、私としては気にならなかった。むしろパパは好きな部類のキャラである。また、本作は仲間NPCが豊富で個性が豊かだ。良く喋る主人公と表情豊かな仲間との旅路に思い入れのあるプレイヤーもさぞ多かったことだろう。特に前述したキュリーは、キャラのバックボーンから各所での意見を多く述べる仲間となっている。

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初回プレイ感想で、私はBethesda Game Studiosの最高傑作はThe Elder Scrolls III: Morrowindと発言をした。しかし考えが変わったので発表をしよう。The Elder Scrolls ・・・ V: Skyrimだな。うん、やっぱりMorrowindよりSkyrimの方が面白いよ。広大で重厚な世界、素晴らしいミュージックスコア、 緻密な風景、クソすぎるUI、強すぎる主人公!!私の決定は覆らない。だから2位を決めようじゃないか。これは難航しそうだね。実際に千の意見が私を惑わすだろう。誰もが正論を持っている、強力なプレゼンを全て聞くわけにはいかないよ。だからキュリーが選んでいい。君が好きなタイトルを2位にしようじゃないか。

Fallout4は同シリーズの中では最高傑作であり、Bethesda製作のゲームでは2位になる。それが正しい立ち位置のように思えて仕方がない。

Fallout4 その16

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島民同士が争うDLC『ファーハーバー』も最終局面を迎える。
現在の状況は放射能を崇める宗教団体チャイルド・オブ・アトムと島民がお互いに譲らず、それを中立組織アカディアが何とか和平解決に持ち込もうとしているが、この組織も怪しげ。本編で舞台となった連邦は既にパパが爆破ENDを迎えており、結局は暴力で解決した形になる。せめてファーハーバーだけは血を流さずに解決をしようと奔走するが・・・

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アルカディアは島民と宗教団体との和平解決を望んでいるので、助力をするしかない。
このルートでは、パズルFPSよろしく、結構に面倒なイベントをクリアする必要がある。問題となっているチャイルド・オブ・アトムは、連邦ほど好戦的ではないのだが、相変わらず頭のネジが飛んでおり、滅ぼした方が良いような気がしてきた。そもそも現リーダーであるテクタスはサイコパスであり、魔女裁判じみた背信者への処刑を行っている。うーん、滅ぼしておく?

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アルカディアの作戦は、リーダーの暗殺及びリーダーのすげ替え。
連邦で非道行為を行っていたインスティチュートと同じく、DiMAが用意した人造人間にしてしまい、本物は殺してしまう作戦である。やっぱりアルカディアも放置しておけねぇなぁ?だが、これ以外に和平工作は在り合えないと判断。宗教組織のリーダーを暗殺し、人造人間にすげ替え。これでチャイルド・オブ・アトムは事実上、アルカディアとパパの手中に収まった。そして、この真実を知るのはパパとDiMAだけ・・・真実を知る者は一人で良い

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パパ、本国のB.O.Sに通達し、増援を送ってもらう。
目的はアルカディアの殲滅。そう、この和平工作の真実を知るのはパパだけで良いのだ。DiMA、お前は善人だったかもしれないが知り過ぎたんだよ。何も状況を知らないB.O.Sがアルカディア本部へと突入。パパも何食わぬ顔でDiMAを殺害する。

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アルカディアは人造人間たちが平和に暮らす最後の楽園だった。
ここは平和だった。皆が賢明に生きようとしていた。連邦で迫害された人造人間たちの第二の人生は明るいはずだった。パパも人造人間たちを助け、仲間と認められた矢先だった。しかし、関係者は生かしておけない。証拠隠滅を図るパパ。何も解らず利用されるB.O.S。そして理不尽に散っていく人造人間たち。これぞFalloutだ

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利用されたとは知らずに。
これにて漁民と宗教団体は、和平交渉を成立。お互いの領地を認めつつ共存を目指すことになった。中立組織の滅亡によって真実は永遠の闇に葬られたが。

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これでFO4の攻略記事は完結です。
詳しい感想は後日、ショートレビューにて詳しく書きますが、個人的に非常に楽しめたゲームでした。また、やりたい放題に暴れるパパも私らしいプレイになったかな、と思います。建築など他要素に関しては力を入れませんでしたが、この部分も含めてショートレビューに致しますのでお楽しみに。
プレイ指南としては、カリスマ値が重要なデザインですので、迷ったら高めに設定してあげても良いかもしれません。魅力的な仲間NPCも多い事ですし、パパの一人旅で終わらせるのは勿体ありませんよね。また、本編では各勢力によって攻略ルートが大幅に変わるので、2週目に挑戦してみるのも楽しそうです。私の2週目は・・・どうしようかな?


Fallout4 その15

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You should have acted. They're already here.
Bethesda told of their return.

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Their defeat was merely a delay till the time after Skyrim,
when the sons of Commonwealth would spill their own blood.

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But no one wanted to believe.Believe they even existed.
And when the truth finally dawns.It is burned in nuclear.

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But there is one they fear. In their tongue, he's "Dad"
Dragonborn????

♪Sons of Skyrim♪

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~♪

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~♪

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~♪

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~♪

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エルダー・パパの冒険も次回が最終回です。
スカイリム風に誤魔化してみましたが、実際は廃墟と虫ゲーなのでドラゴンは出てきません。魔法もありませんし、平和も訪れません。そういうゲームです。

元ネタ:The Elder Scrolls V: Skyrim - Official Trailerより

Fallout4 その14

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連邦の最終戦争
動き始めた最終兵器
怒りに満ちたパパ
忘れかけられている弱小ミニッツメン・・・様々な様相を見せたFO4も後半戦に突入をしております。

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FO3に登場をしたリバティ・プライムだが、エンクレイヴの衛星ミサイルが直撃して大破した過去がある。
本作にてパパとB.O.Sが協力をして修復、インスティチュートとの戦争に投入した。リバティ・プライムそのものの強さは半端ではなく、即死ビームや核爆弾を投げまくるなどやんちゃが過ぎる。特に何もしていないが、気が付くと敵が全滅をしていた。今回は、故障や破壊などはされずに戦ってくれた。

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インスティチュートを裏切り、B.O.Sの兵士と共に本部へと突入をする。
なぜかエルダー・マクソン司令官も最前線で戦い始める・・・最前線で戦う最高司令官、お供で連れてきた人造人間キュリー・・・と非常にごった煮の最終決戦で御座います。

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パパとファーザー、最後の会話。
本作は、どの陣営に肩入れをしたかで物語が大きく変わる仕様だ。パパは『今の自分の置かれた状況』を優先した形となったため、ファーザーと戦い、そして彼らの希望を破壊した事となる。この部分でのルート選択は難しく、半数近い人はインスティチュート側に肩入れをしたのではないだろうか。元々のパパの目的を考えると・・・

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まーた最後の最後で難しい選択を迫るFO4。
念のため保護をする。保護せざるを得ない。ちょっと矛盾した結論をしてしまった気もするが。

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大爆破ED
一区画ごとMAPから消え去る豪快な大爆発によってインスティチュートは壊滅をした。

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ゲームトレイラーからの一文
Everything can change in an instant, whether or not you're ready. This wasn't the world I wanted, but it was the one I found myself in. This time I'm ready. Because I know War. War never changes.
は、このEDで使用される。
何もかもが変わってしまう瞬間、お前は覚悟が出来ていなかった。この未来は望んだものではなかったが、目覚めたら此処にいたんだ。今回は覚悟が出来ている。戦争を知っているから。そして人は過ちを繰り返す。」
"あの瞬間に"変わってしまった未来を取り戻すことが出来なかったパパであったが、目覚めた連邦では必要とされる人材だった。旧作ファンからはストーリー面で批判されているようだが、私としては十分に納得のできる物語でした・・・ってまだFO4は終わりません。

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宗教 vs 漁民 vs 中立勢力 の争いが繰り広げられる島ファーハーバーも終盤。
連邦を爆破で解決をしたパパは少し反省をし、今回は平和的に解決をするEDを目指しますが・・・

Fallout4 その13

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レールロードを強襲。
突如、前触れも無く裏切ったエージェント・ワンダラーに困惑をするディーコンは散弾銃で吹き飛ぶ。その他のお世話になった各エージェントたちを葬っていくワンダラー、ことパラディン・パパ。俺は人造人間の保護なんて興味がねぇんだよ。ていうか君たちも保護してないよね?こんな矛盾組織は全員、生かしては置けない。リーダーであるデズデモーナを筆頭に、次々とパパの前で倒れていくかつての仲間たち。いつものトムは見えないところで勝手に戦死をしていた。これで連邦から完全に1勢力が潰えたことになる。

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これよりインスティチュートと戦争をする。
もはや自身の枷は忘れることにした。パパは人間攫い集団を許しはしないのだ。B.O.Sも協力的で、ベルチバードやPAを投入し、前哨戦を行うようだ。ただ敵本部は地下深くに構えられており、かつコーサーなる戦闘用人造人間も多数いるなど戦力は五分。ただし、B.O.Sは連邦をほぼ制圧しており、勢いは此方にある。ミニッツメン?相変わらずラッドローチくらいの戦力しかありません。

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インスティチュート側からはパパは期待されていた人物であったが、この強襲により決裂した事となる。
次々と湧き出る人造人間たちを倒し、施設地下へと向かう。インスティチュートは、コーサーなる戦闘用人造人間が居るのだが、これはハッキリ言って弱い。しかし、レベルが高い個体も少数ながらに存在をし、これに当たると激戦となる。またステルスボーイを使用してくる厄介なタイプもおり、全員が全員、弱いというわけでもない。ただし、装備品はB.O.Sの方が上なので、最終的には此方が有利だろう。

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新たにミニッツメンに加わったキュリーだが、やたら接近戦をしたがる傾向にあり、ハンマー振りまくる凶悪な人造人間となってしまった。意外な事にインスティチュートやレールロードとの戦闘でも、パパに好意を見せる。これは有難い特性である。というのは、コンパニオンによっては自身の勢力に反した行為は好感度が下がっていき、これが続くと最悪のケースだと敵対関係になってしまう。キュリーはパパのする行為はほぼ好意的であり、無差別殺人を敢行しない限りは仲間でいてくれるようだ。

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ついに始動条件を満たした巨大ロボ、リバティ・プライム。
これで一気にインスティチュート本部に突撃をする。

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