コラム:取り留めの無いゲーム小話(2018年6月)

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最も購入金額が安価であったゲームはARMORED CORE3で中古にて50円だった。裸ディスク、取扱説明書無しのワゴンセール品とは言え異常な安さである。ACシリーズは4からの参戦組で、旧作シリーズ(PS~PS2)時代は殆ど知らない状態からのスタートだった。この作品に関しては、デザインに無駄が無い直球のアクションゲームと言う印象で、ストーリーの通しでは現在のシリーズ作にも劣らない品質である。音楽は特に良く、世界観と十分にマッチをしていた。個人的な意見であるが、同作品の対戦文化は好きになれない。バランスが悪い以前に、あまり上手に動かせないので、シングルでお気楽勢というわけだ。今まで色々とゲームをプレイして来てもシングルとマルチが両立できているゲームに出会ったことが無い。大体の場合でマルチプレイがシングル以下だ。そりゃあ、そうだ。最高のプレイは自分自身が一番に活躍出来てこそ。クリアを目指す事と勝つことは異なる次元であると考えるべきで、この塩梅がレビューの”品質”を決定するようにも見える。私はクリアを目指すタイプのゲーマーなので、AC3は高評価で終わることが出来る。しかし、勝つことを主軸にすると、イライラしてしまうだろうし、途中で投げる。また、そのゲームに対して長い時間を費やさねばならなくなる。そういったレビュアーは、ゲーム細部まで知っているので情報としては信頼できる。そして愛が深くなっていく。愛があるレビューは時に異常すぎる服従を求める。恋は盲目と言うが、正にソレが意見として滲み出た時、50円は5,000,000円を超えた離婚費用となる可能性があるのだ。愛なき10時間程度で見た感想が、意外に本質をついている事例は山ほどある。そのタイトルに愛があったとしても、その意見が本質的かどうかは全くの別問題。これはゲームに限った事ではないが。

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物置からたまごっちが出てきた。
96~98年にかけて社会現象を起こしたほどの大ヒット商品であるが、その後は話を聞かなって久しい。知らない方に説明をすると、たまごっちはデジタルペットのハシリであり、小型ゲーム機も珍しい時代に発売をされたキーチェーンゲームである。ただし、結構面倒くさいゲームで、小まめに世話をしないと直ぐに死んでしまう。しかし、こういった商品は周期的にヒットをしているような気がするのだが、たまごっち並みに社会現象になったモノは他にあったのだろうか。育成ではポケモンも考えられるが、デジモンは・・・そういえばデジモンはどうなっているんだ?ああ、そういえば妖怪ウォッチ は相当に影響力があった。思うに、社会現象を引き起こすクラスのゲームは、ゲーム性よりも玩具性を優先した商品の方が記憶に残っている。たまごっちや妖怪ウォッチも玩具と言った方が正確だろう。ゲームブログを興している身としては、PCゲーム以外の事は"この場以外で"発言することは少ないのだが、案外に玩具性の高いゲームタイトルはゲームネタをしては可能性を感じる。とは言え、発掘された個体は電池切れなので処分することにした。思い出は大切に、そしてゴミはきちんと分別をする。

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Michael Jackson's Moonwalkerは社会現象にはならなかったし、クセのある仕様にアーケードゲームらしい高難易度で大ヒットはしなかった。しかし、その衝撃的なゲーム性故に一部のゲーマーが支持するほどマイケル愛に溢れている。多数の敵が画面中に沸いて大ピンチでもポオオォォォ!!と叫びポーズを決め、マイケルと画面全ての敵が一斉にダンスを踊りはじめる。マジで意味が解らない。なぜ戦闘中に敵と協力をしてダンスをかますのか。しかもアニメーションのクオリティが尋常ではない程気合が入っている。そしてBGMが止まった瞬間に敵は爆破される。マジでシュール。歩くだけでも一発で理解できるマイケル。腕に力を貯めていてもマイケル。叫ぶマイコー、ロボットに変身しレーザーで敵をぶっ殺しまくるマイコー、子供助けるマイコー。勿論、ゲーム内の音楽もマイケルずくしだ。残念なことに、AC版は移植が為されておらず、現状だとプレイをすることは難しい。実は私自身も2,3回ほどしかプレイをした経験しかなく、かなりのうろ覚え。だが、ダンスで敵を爆破するマイコーだけは強烈に覚えている。もし貴方が本作を見かけたのなら、それは実に幸運な出来事である。このようなゲームは後年になっても発売はされることは無かったしダンスで敵を倒せるスターは世界でたった一人しかない。よって筐体にコインを入れて貴方も踊るのだ。

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社会問題になったゲームの話をして締めたい。
この手の話題で何を主題にするかは決まってGrand Theft Auto IIIが挙げられる。本作はPS2版が最初に発売をされ、後にPC移植がなされた経緯があり、国内で話題になっても直ぐにプレイをすることが難しいタイトルの1つだったのである。フレッツADSLがサービス開始した時代、海外ゲームの情報は不正確だ。米国で大ヒットしていたGTAⅢをプレイするには北米版のPS2本体が必要であり、これも混乱に繋がった。日本版PS2でも改造をすればプレイできるだの、GTAⅢは絶対に日本では発売されないだの、初期のカオスすぎるインターネットの闇に審議と真偽が渦巻いて収拾がつかなくなっていた。一部の熱狂的な連中は北米PS2を個人輸入してプレイする始末。何処もかしこも噂をしている。ゲームオーバーの概念が無い?凄まじい箱庭?(何が凄まじいのかを説明できる人が居ないというのもカオスである)ああ、プレイをしたい!!もういっそのこと私も北米PS2本体を・・・と真剣に考えていた矢先にPC版が発売をされた。やったぜ!!・・・何処にも売ってねぇ、クソが!!売れ切れ入荷待ち、そして引き続き加速する混乱。そうこうしていたらカプコンが日本語化してPS2で売るとか言い始める。やったぜ!!・・・やっぱり売り切れてるじゃねぇか、クソ野郎!!しかし、ようやく入手した日本語版は、今では考えられない完全無修正である。一斉に加速する正確過ぎる情報量。チートコマンドやら攻略サイトが沸き、皆が皆、GTAⅢを語る。そして本国と同様に国内でも、その暴力性から問題となった。GTAⅢは現実社会から初めて激しい攻撃を受けたタイトルでもあった。国会議員が真剣にゲームの暴力性を語り、そこに道徳を語る連中が表現規制を訴える。ゲームプレイしない人たちが流行に乗り遅れまいと議論の場に出てくる様はカオスチートを入れたリバティシティそのもの。秩序と公平性がまるで無く、誰も正しく見れていない。ただ、ただ混乱の中を混乱している連中が歩いていた。
散々と意味のない議論とイミテーションと化した報道の末に汚名の数々を着させられたGTAⅢであったが、この作品を否定するPCゲーマーはいない。故に説明が出来ない時代に現れた、議論と罵倒の渦巻いた・・・説明不要のモンスター。それがGTAⅢの思い出である。

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No title

GTA3懐かしいですね。どっかの県でGTA3を有害図書指定とかで騒いだり。
その影響かCEROなんてもんが出来て「CEROのレーディングは恣意的なビデオ審査だ」とか騒いでたり。世間一般じゃあゲーム脳だとか訳の分からない疑似科学が幅を利かせてたり。
日本語版GTASAでは人を殴っても金を落とさなかったり。というかこれのおかげでどれだけ苦労したか。畜生、神〇川県め。
まあ、今思い出すとなかなか面白い時代だったなって思いますが。

Re: No title

> GTA3懐かしいですね。どっかの県でGTA3を有害図書指定とかで騒いだり。
> その影響かCEROなんてもんが出来て「CEROのレーディングは恣意的なビデオ審査だ」とか騒いでたり。世間一般じゃあゲーム脳だとか訳の分からない疑似科学が幅を利かせてたり。
> 日本語版GTASAでは人を殴っても金を落とさなかったり。というかこれのおかげでどれだけ苦労したか。畜生、神〇川県め。
> まあ、今思い出すとなかなか面白い時代だったなって思いますが。

GTAⅢは大変に思い入れのあるタイトルで、ゲーム内容以外の部分でも論争が巻き起こっていました。
それを踏まえたレビューなり記事なりにするべきなのでしょうが、何分、時間が無い日が続いており単体での掲載は難しいかもしれません。GTA SAを含めもっと書ける部分はあったのですが、今回はこの文量でお許しください。





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