FAST BEAT LOOP RACER GT ショートレビュー

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マキ
どーでもええコトからお前は覚えてゆく
このブログには このブログの掟がある
お前にそれを伝えたい
けど それは簡単には伝わらん
いくら言葉を並べてもアカンのや
守らなあかんコト ひかなあかんコト そしていかなあかんコト
お前はまだ何もわかってへん ただ
ダメゲー知らずなだけや

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2011年頃の台湾で稼働をしていたアーケードレースゲームのPC移植版である。
日本国内では稼働をしていないため、移植度に関しては何とも言えないが、恐らく非常に高い移植がされたと予想される。後に述べるが、アーケードゲームを完全移植したとしか思えない箇所が多く、マジで"そのまんまやったよ!!”感が半端ない。日本で稼働をしているアーケードレースゲーム・湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNEシリーズに強い影響を受けており、レース中にライバルキャラが喋るなどの要素も完備、レース後に得られたポイントで愛車をチューンしたりとお約束は外していない。配信当初は一部が日本語化されていたものの、現在では削除されている。

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本家・湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNEと比べた場合、殆どの要素で劣っている。
まず音楽がお遊戯レベルのゴミで、素人が作ったとしか思えない。本家では古代祐三氏がシリーズを通じて音楽を担当しており、非常に高く評価されている事で有名だ。PC版ならではの音楽入れ替え機能も無く、ゴミが垂れ流されている印象しか受けない。また、グラフィックスも平凡で、本家が凄まじい映像美になっている事を考えると物足りなさは感じる。ライセンス取得の関係からか、実車は登場をせずに、オリジナルカーで凌いでいるものの、選択車種10ではレースゲームとしては少なすぎる。しかし、これ以上の致命的な問題を抱えており、快適にプレイできるプレイヤーとそうでない初心者との差が激しすぎる。

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43話以降、急激に難易度が上がる。
もとい残り1kmのラストラン(通称:茶番)が本家と真逆な仕様で、とても困惑した。これは、原作があるかないかの存在が大きい。湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNEは原作漫画のストーリーラインに忠実で、基本的にプレイヤーを漫画世界に引き込んで勝たせるゲームデザインで成功をした。原作を知らない方に少し説明をすると、湾岸ミッドナイトに出てくるキャラクターの8割は車ジャンキーで、明らかに狂っている。医者を呼び出して大阪まで500kmも運転させる鬼畜代表・北見サンをはじめ、スープラ・ホスト、踏み込めフラットアウトさん、真面目系変態GT-Rマニア黒木、青果社長、面白自動車評論家・・・達が主人公兼ラスボスのアキオに挑むハートフルなドラマがウリである。レーサーだけで構成されたストーリーでは無いというのが面白いところで、機械全般が好きな方は楽しめると思う。濃いキャラ、悪魔なハートフル物語、そしてポエムと化したセリフ。こういった要素をゲーム内に落とし込め、かつプレイヤーに勝たせるためにラスト1kmでライバルが失速する調整がされている。ところが、台湾Tuneはソレが無いのヨ。理不尽に加速をしたり、コーナーで減速しなかったりと滅茶苦茶なんだよナ。開発にはエンジンの声が聞こえないのか  --------------- レースゲームで走っているのがクルマなら俺たちが走らせているのはクルマじゃあないんだ。

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本家にない要素としてスリップストリーム推しな点が挙げられるが、これもどうかと思う。
何故ならばレースゲーム上級者の後ろを走行するというのは、前に出ようとするとブロックされてしまうからだ。そのため、スリップストリームをもっと強力にするか、或いは本家のようにブーストをかけるデザインの方が好ましかった。チューンにしても、ポイントごとの性能が解り難く、後半の高難易度では馬力MAXが基本と思われる。もう一つ致命点があり、アーケードガチ完全移植のため、ゲーム中はポーズなどの中断が一切に出来ない。いや・・・そこらへんは気転を利かせてくれないかナ。あと連続でプレイが出来ない。レースに勝っても負けても、次のレースに移行せずに選択画面に戻される。つまり、ゲームセンターで連コインした時と同じ仕様で販売したのである。前代未聞ってレベルじゃねぇぞ。

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先にも述べたが、本家の出来が非常に良いため、どうしてもソレを比べてしまうとクソゲーで終わる。しかし、PCゲーマーとして評価をすると、ここまでアーケードライクなレースゲームは数が少ない。というか海外アーケードゲームなので、それだけでも購入動機としては十分である。スピード感やドリフト感触も悪くは無く、単純にレースゲームとしては平均以上である。ただ本家未満な点が目立ちすぎていて、更にPC移植の意味を解っていないだけである。実は本家と比べると、チューンの部分が負けてもポイントが貰える仕様なので割とゾンビアタック的な攻略が可能だったりする。本作の値段も1,000円だし、それを考えると品質は高いと判断するべきだろう。
ダメゲーの基準は『致命的な欠陥があれど、素晴らしいゲーム』だが、完璧移植しすぎて不便、本家と比べると劣る、というダメゲ部でも困惑をする2要素なのが逆に高評価である。前者はアップデートで改善できるような箇所が多いので、台湾の開発者は早急に改善をしていただきたい。

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ケイ 友達はいるかい?

いっぱいいるよ

パパもいっぱいいるよ いい友達もダメゲーもね

えー なんでダメゲーと友達なのォ?

じゃあケイはダメゲとは友達になれないのかい?
パパはゲームが好きだから友達になるんだ
いい作品とか悪い作品とか関係ないナ


そんなゲームですね。

関連事項:初回プレイ感想

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