コラム:多様化した通行禁止令 -Epic Games Store問題-

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2019年2月15日にリリースが予定されていたMetro Exodusが、発売2週間前にEpic Games Storeでの時限独占を発表し炎上した。あまりにも唐突な発表に多くのユーザーが戸惑い、しかもこの発表を以て本作がSteamからの予約購入が出来なくなったために、Epic Gamesの強引な手法に疑問を持ったゲーマーが、中指を立てている状態である。この事態は、ゲームのDL販売が本格化した2007年以降から考えても相当に珍しいケースであり、今後のゲーム販売に大きな影響を与えそうである。
あまりPCゲーム界隈に詳しくない方向けに説明をすると、PCゲームはかなり前からDL販売が中心で、その中核を担っていたのがSteamと呼ばれるプラットフォームだった。Steamは数多くのゲームタイトルを扱う巨大図書館のような存在であり、人気タイトルからマイナータイトル、インディーズまで幅広く揃えるとともに、コミュニティ機能も充実しており、何よりUIが本当に素晴らしい。他にもライバルはいるのだが、今一つぱっとしていない上に、絶望的に使い難い。例えば、エレクトロニック・アーツ社のOriginはゲームリストが解りにくい上に、コミュニティが機能しておらず、かつ広告臭さが半端ない。起動するたびに『やるっきゃないですね、ばりーさん』みたいなクソポエムを元気よく掲載してくる。当然、販売されているゲーム数もSteamとは比べ物にならないくらいに少ない。あとライバルになりそうなモノは、Uplayとかいうゴミと、Blizzard Battle.netなる目的不明のクソと、殆ど"行止まり"なものしか無かった。しかし、ここ最近になって羽振りの良いEpic Gamesが独自プラットフォームを展開すると、情勢が変わってきた。

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BF5をやらない手はありませんね、ばりーさん!!(さっきアンインストールしました)

Epic Games StoreもPCゲーム専用プラットフォームとしては醜い、見づらい、操作し辛い、の見事な3バーストショットを決めており、開発者の人格を疑うレベルのセンスの無さだが、唯一のメリットがある。それはユーザーではなく、ゲーム開発会社(及びパブリッシャー)に対しての高い利益率である。公表されている限り、あるタイトルを販売する際のSteam側の取り分はゲーム価格に対して30%を徴収、Epic Games Storeだと、これが12%となっている。つまり、本作のパブリッシャーであるDeep Silverにとっては、Epic Games 側に味方した方が利益率が良いのである。それは商売の話なので、儲かる方に肩入れするのは理解できるのだが、今回のようにSteamで売ると宣言しておいて、しかも予約販売まで行っていて、販売直前になって突然にSteam販売停止するという行いが異常なのである。商売の世界では、信用問題そのものであり、その釈明説明が求められた。話が拗れているのは、『Metroシリーズ』のIPを所有しているのは、Koch Mediaという会社で、本作のパブリッシャーを担当するDeep Silver、その親会社Koch MediaはTHQ Nordicに買収されているという事。今回の釈明は、最上位のTHQ Nordicから発表されたが、その内容は衝撃的な責任転嫁であったため炎上に火が注がれたのである。

The decision to publish Metro Exodus as a timed Epic Store exclusive was made entirely on Koch Media’s side as Metro is their intellectual property. They are a sister company of THQ Nordic (Vienna), which is the reason why we can and will not comment on this matter. We do

悪意訳:Koch Mediaが勝手にEpic Storeで売ると決めたんだ、我々THQ Nordicは今さっきソレを知ったばかりなんだ!!よって我々は解らないし、悪いとも思っていないけど、Steamの皆さんにはご不便をおかけしちゃったかなぁ。
(ソース:https://twitter.com/THQNordic/status/1090217923434737664)

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Metro2033を購入するしかないですよ、ばりーさん!!(現在オリジナル版は購入不可)

現状、事態は悪化している。
発売直前になってからのEpic Gamesストア時限独占発表は、同シリーズの評判を大きく落としているからだ。この状況に原作者であり、ゲーム版の協力者でもあるドミトリー・グルホフスキーも今回の横取りビジネスを快く思っていない発言を残している。また、このゲームタイトルの横取りは、強引すぎるEpic Games側の手法も問題視されているが、恩恵を受けられるユーザーが限られている事も拍車を掛けている。米国での販売価格は、49.99ドルで、Steam予約者よりも10ドル安く購入できる。それ以外の地域は、全て59.99ドルだ。つまり、アメリカ国内にいるユーザー以外は全て不利になる。パッケージ版も販売されるが、こちらはSteam非対応で、キーコードはEpic Games Storeのみで対応される。この報告も、当初の発表であったSteamキーコード対応とは異なる。そのため、Steamユーザーにとっては、許せない怒りが溢れている状況であり、沈静化が見えない。今回の発端となった作品が知名度の高いタイトルであったことから、これから先も同様のトラブルが発生するのではないかと危惧するユーザーも多くおり、コミュニティ内で熱心な議論・・・暴言の言い合いが続いている。

Metro Exodus販売中止
Metro Exodusを購入するっきゃないですね、ばりーさん!!(日本から購入できない)

いい度胸をしているじゃねぇか、クソ野郎。
突然のSteam販売中止、明らかなSteam側への嫌がらせ、Epic Games Storeでの時限独占(一年間)、地域による露骨な価格差、そして日本からの購入不能。現在、Epic Games StoreでMetro Exodusは日本からは出来ない状況で、Steam予約者でない限りはPC版は2月15日に遊べない。ちなみに予約も突然に打ち切られているため、選択肢は非常に少ない。一応、本当かどうかは不明だが・・・公式の発表ではSteam版予約者は2019年2月15日に問題なくプレイ可能らしい。と言っているが、これもどこまで信じられるか疑問である。EA、スクウェア・エニックス、ワーナー・ブラザース以上のゴミ確定である。
ゲーム開発会社が潤うのは良いことだが、その一方であまりにもユーザーが不便になりすぎている。

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怒りのL4D2。この時代は平和でしたね。

ゲーム内容とは関係のないところで、評価を下げてしまっているMetro Exodus。
私はSteam予約者なので、公表されている限りは - プレイできる・・・と信じたい。それに、まだ未プレイなので今日時点では深く発言はしないが、釈然としない状況である。

"彼女"に会いに行くにも、最近は選択肢が制限されていてね。そこを退けよ、クソ野郎。私の知らないところで通行止めをするんじゃない。そういう煩わしさが本格化してきたのを強く感じている。

追記:2/3 Epic Games StoreからMetro Exodusが購入可能になりました。
   販売したり、しなかったり・・・何がしたいんですかね?
   

Fallout4 2週目その8

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インスティチュートに訪問。
さて、ここから物語が本格的に分岐するので慎重に考えなければならないだろう。一週目のパパは、インスティチュートを壊滅に追いやり、B.O.S属する終わり方を迎えた。今回のママはB.O.Sに加担する気は無いので、選択肢としてはインスティチュート派、或いはレールロード派、もしくはミニッツメンで終わるか。ママの性格的に、同じ女性リーダーを抱えるレールロードを盛り上げるのが自然だが、このママも裏切り者なので成り行きに任せるしかないと思う。

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決めたよ、ファーザー。
私はインスティチュートに加担する。この世から、この連邦から何もかもを消してやるんだぜ。B.O.Sを撲滅し、レールロードも虐殺し、後は野となれ山となれ。もう一度、核戦争を起こすくらいの気概と装備はあるのよ。

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殺るしかない。
インスティチュートに加担した以上、全ての勢力は敵となった。もはや味方はミニッツメンくらいしか居ないが、こいつらは戦力とはなりえないので問題は無い。逆に二大勢力である軍と地下組織を同時に攻めなくてはならなくなった。特にB.O.Sは半端ではない軍事力を有しているので、どうなるか解らない。かなり不安だが、虐殺ENDに向かって装備を整えるママ。
もう、殺るしかないのよ。

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インスティチュートの切り札も完成する。
これでエネルギー問題を解決したため、あとは地上に攻めるだけの軍事力の引き上げである。問題なのが、この派閥は力が無く、科学力で地上を制圧しようと考えている節だ。甘い、そんなんじゃゴキブリくらいしか殺せないぞ。

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地上の全勢力に宣戦布告の放送を行う。
お前らは死んだも同然だ!!


雑記

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アイオワ「アンテナ、汚れてないかしら?」

世界最大の航空ショーは米国で開催されるMiramar Air Showだが、もう1つ世界最大規模の航空ショーがある。それは英国で開催されるRoyal International Air Tattoo(通称:RIAT)だ。ただし、此方は軍用機がメインであり、主に欧州各国の空軍、軍用機の会社が多数に参加する軍事色が非常に強い祭典である。2015年に開催された時、各国の関係者は、極東から参加した珍しい連中が、これまた珍しい哨戒機を持ち込んで飛行させたことに興味を持った。海上自衛隊が次期配備予定の哨戒機P-1を英国で飛ばした。これが初飛行となるP-1は、哨戒機としては変わった機体であったため注目を集めたという。その大部分を哨戒機専用として新規設計された飛行機で、多くの国が採用している”旅客機ベースの哨戒機"にはなっていない。対潜大好きな英国と米国も哨戒機は民間の旅客機ベースが基本で、それ専用に制作したという点で珍しかった。哨戒機は戦闘用の飛行機ではなく、その内部に精密機器をぎゅうぎゅうに敷き詰めて、海上の船から海中の潜水艦を発見・追跡する専用機である。そのため見た目が酷く地味だが、機密性の高い軍用機であり、殆どの国で重要視されている。搭載されたレーダー装置で敵の位置を割り出したり、その素性や行動も把握できる空飛ぶ監視カメラのような存在なのかもしれない。英国の空をレーダー機器満載の航空機が飛んだ。意外かもしれないが、英国はレーダー装置で国を守った経験がある。
・・・

1940年、英国は滅びかけていた。
ドイツ軍がフランスに侵攻をした際に、その猛攻を防ぎきれずにフランス本土最北端の港都市ダンケルクまで後退をしていたからだ。既に前線は壊滅状態で、戦う余力も無い40万人の将兵が取り残されていた。背後はドーバー海峡であり、これ以上の敗走は出来ない事態に陥っており、かといって本国からの戦闘増員も期待できない絶望的な戦況だった。迫りくるドイツ軍を前に、英国政府はダンケルクに取り残された兵士を本国へ輸送する大作戦を決行。自国にある全ての船を総動員(ヨットから漁船まで!!)して、ダンケルクからの撤退に成功。ただし、運び込めたのは兵士だけ。銃火器から戦車、その他戦闘に必要な道具は全て現地に置いていくほかなかった。という事で、英国は40万人もの兵士の奇跡的に撤退させることが出来たが、殆どの火器を失ってしまった。その直後、フランスは陥落し、ドイツの占領下となる。いずれドイツ軍がドーバー海峡を越えて英国本土を爆撃してくる事はチャーチルも理解していたし、これを防ぐために時間稼ぎをする重要性も理解をしていた。ところが、期待の英国空軍は、兎にも角にもモノ不足・金不足の二重苦でドイツ軍と戦える状態ではなかった。そもそも開戦時でさえ、英国空軍は800機ほどしか航空戦力を保持しておらず、ドイツ空軍に大きく数の差を開けられていた。何せドイツ空軍は3,000機以上、最新鋭機も多く、非常に良く訓練された軍隊だったので、正面から戦っても勝てる見込みは薄い。そうなればドーバー海峡の制空権は完全に敵側に落ちてしまい、強力な機甲師団が英国に乗り込んでくる。でも兵士に渡す小銃は、ダンケルクに置いてきてしまった。完全に負け戦である。装備で負け、量で劣り、練度で差が開けられている。フランス占領を手早く終えたドイツ軍は、早速に空軍をドーバー海峡確保のために向かわせた。既に英国は死に体であるのは明白だったが、どういうわけか海峡上空では制空権が確保できずにいた。当初、ドイツ空軍は、やけにタイミング良く、まるで幸運を味方にしたかのような絶妙の攻撃チャンスを掴み続ける英国空軍が不思議でならなかった。ところが、海岸沿いにびっちりと並べられた対空レーダー網を見ると・・・いや、まさかね。レーダー如きで空軍の進行は止められないだろう。

・・・

ドイツ軍がレーダー装置をガラクタ扱いしていたのには理由がある。
実際にガラクタだったのだ。初期のレーダーは出力が弱く、その探知精度に大きな疑問が出ていた。しかし先見の明があった英国は、レーダー技術を向上させることに熱心で、問題の解決に奔走するとともに海岸沿いに最新鋭のレーダー観測システムを配備していた。非常に粘り強く戦う英国空軍に焦りを見せ始めたドイツは、ようやくレーダー基地を攻撃し始めた。しかし、そうなることも想定されたシステムであったので、数日後には修復されるほどの工事作業でカバーされている。更に英国は、このレーダーシステムを大きく向上させた地上要撃管製を導入すると、飛躍的に有利になった。回転式のアンテナに、空域を二次元表示できる対空システムの登場により、英国空軍は”近づいてくる敵"を素早く特定すると、直ぐ様に必要な数だけ戦闘機を出撃させた。無駄のない防空システムである。近代的なレーダー戦術の登場により、ドイツは後退せざるを得なくなった。だが、英国の秘密兵器は、このレーダー戦術のほかにもう1つあった。マグネトロンである。大戦中、戦局を変えるほどの兵器は指折り3つしかない。ペニシリン、原子爆弾、レーダー。マグネトロンは、レーダー性能向上の秘密装置であり、実際に戦況を変えるほどの威力があった。この不細工で単純な機械は、一本のガラス管に陰極と陽極が設置されている。後に改良が施されると、その本体は円筒状の空洞が複数設けられるようになった。この装置の陽極側に高電圧電源を接続すると、陰極から外側の陽極に向かって電子が放出される。それ自体は問題ないのだが、この時、電子は磁場によって進路が”空洞の中で円を描くような流れ"になる。それによって強力なマイクロ波が発生し、これをレーダーに使用するのである。

・・・

レーダーとは何か?
極論をするとエコーとドップラー効果を利用する電磁波技術である。軍用レーダー機器の事は全く知らないが、レーダーの原理は知っているのでネタにする。エコーを利用すると、標的までの距離が解る。当然だ!!ここで話をもっと簡単にするために、電磁波ではなく音波を例にとって考えてみよう。音を出す機械があったとしよう。その機械から音が発射された時刻を覚えておき、標的に反射して戻ってきた時刻を知る事が出来れば、音速の値を忘れていなければ距離が解る。当然だ!!音は何かに当たれば反射する性質があるから、物体に音が当たって四散したとしても、一定の"音"は元の場所に戻ってくる。エコーでしょ?やまびこ、って言った方が解り易いかもしれない。これで標的までの距離は理解できた。しかし、標的が動いていたとしたら、その速度も知りたいところだ。ここでドップラー効果が出てくる。音というのは、必ず周波数がある。同然だ!!音は振動をしているのだから、高音になれば振動数は上がり、低音になれば振動数は下がる。しかし、音波がそれ自体が圧縮されることがあり、この時は波長が短くなる。つまり、貴方が定位置に居て、近づいてくる救急車のサイレン音は波長が短い(圧縮された)が、遠ざかる際には引き延ばされてしまうので、波長は長くなる。そうなると、定位置に居た貴方は、近づいてくるサイレン音は元の音色よりも高音に聞こえ、遠ざかるサイレン音は元の音色よりも低く聞こえる。ドップラー効果によるものだ。で、これの何がレーダーに役立っているのかを考えてみてほしい。解らない方がいたとしたら、こう考えてください。『標的が動いていた場合、エコーによって戻ってきた音波は、確実に発射した音波とは音色が異なっている。標的が近づいてきた場合に返ってくる音色は高音であり、逆に遠ざかる場合の音色は低音なのだから』
そう、レーダーとは当たり前の自然現象を利用しているだけなので、私以外の人間でも説明できちゃいます。でも、この例え話は音波の場合で、レーダーに用いられるマイクロ波は電磁波なので適応されないのでは?
いいえ、されます。何故ならマイクロ波でもエコーはするし、ドップラー効果が確認できるから。つまり音波でも電磁波でもレーダーに応用できるのですが、利便性を選択するのならマイクロ波になります。(音波を使用するのは、むしろソナーの方)そして強力なマイクロ波を生み出すマグネトロンが、レーダー技術に革命を起こしました。

・・・

ドイツ軍はレーダーを軽視した。
だってエコーで返ってくる信号が微弱過ぎてキチンと表示されないじゃないか。何せ返ってくるマイクロ波は他の信号に影響を受けていますから、アンテナでキャッチしたとしても微弱な上に他からの影響を受けて綺麗な信号にはなっていのです。そもそも高出力のマイクロ波なんて出せませんよ。しかも、レーダー装置は大掛かりで、敵からの注目も集めやすいですから軍事的に評価されない装置です。期待されていたマイクロ波の波長も長いですから、敵機をはっきりと捉えることもできません。(信号の波長は、標的よりも短くなければ反射が起きにくい性質があるため)電力を大量に喰うのも頂けえませんな。まぁ、要は役に立たないのです。・・・とドイツ軍が思っていた矢先、英国は小型で使い勝手の良く、かつ高出力のマイクロ波を出すことが出来るマグネトロンの実用化に成功をした。これにより英国は、戦闘機から船舶に至るまで、高性能レーダーだらけで固めることになる。このマグネトロン・レーダーの心臓部を大量生産したのは、アメリカ合衆国であり、このノウハウを十分に積んでいた。そのため、太平洋戦争では、大量の高性能レーダーが艦隊に装備されており、日本軍に勝ち目はなかった。ドイツも日本も戦争末期になって、ようやくレーダーの重要性に気づいたが、気付くのが遅すぎた。補足をすると、ドイツも日本も決してレーダー技術が劣っていたわけではなく、軍上層部がレーダーに関して無関心であったことが大きい。むしろ日本のレーダー技術は先見性があり、有名な発明で言えば八木アンテナなどがある。しかし、終戦に近づくにつれ、巨大戦車だの巨大戦艦だので一発逆転を狙うようになると、実用性の高いレーダーを配備できるだけの余力さえも無かった。太平洋戦争の敗因は、アメリカ側の圧倒的な物量による戦術である、という方が居るが、これはドイツ空軍的な考えである。正確には、高い工業能力によって、常に兵器の質が一定に保たれ、かつ生産能力が高い状態が保持できた。そして戦闘前、戦闘中でさえ索敵性能があまりに違い過ぎているために、そもそも事前準備段階でも大きな差が出ている。質・量・情報の3要素で負けているわけであり、量だけで負けた戦争ではない。

・・・

2018年12月20日に日本海において韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊所属の哨戒機P-1に射撃管制用レーダーを照射した。この事件は政治問題に発展しているが、韓国海軍の事情はどうあれ、かなりの異常行動である。レーダーそのものは、日本海上を徘徊し尽くしているを思われるが、攻撃用のレーダーという点で相当の危険行為であり、攻撃ボタン1つで哨戒機は撃墜された可能性が高い。該当の海軍の規律を疑うが、特に日本の場合だと事情が違う。日本は海洋国家のため多くのイージス艦を保有している。日本は防空用として配備しているので、レーダー能力が極めて高く、広い射程でモノを言わせる艦だと言える。しかし、実はレーダーそのものに弱点があり、海面すれすれで飛んできたミサイルや戦闘機を探知することは不可能なのである。これは、レーダーの性質上、どうしてもイージス艦上部にレーダー装置を取り付けねばならない設計上の問題ともいえる。そこで、イージス艦を保有する国々は、その部分を補うために高性能な哨戒機を随伴させる。哨戒機が海上や海面をくまなく探査し、その調査結果を海上に浮かぶイージス艦とデータリンクすれば死角は少なくなる。よって哨戒機の撃墜は、日本側にとっては100歩譲れない事態なのである。日本は、北朝鮮からの弾道ミサイル、中国からの戦闘機、ロシアからの潜水艦、などでイージス艦に頼らざるを得ない状況であり、意味も無く最新鋭艦隊を維持しているわけではない。さらに日本は潜水艦大好き国家なので、かなり図体が大きい艦も保有している。海の中の戦いは、やはり仲間からの情報が大事で、そうなると哨戒機の出番となる。たかがレーダーくらいで・・・と感じる方が居たら、1940年頃のマイクロ波を知らないドイツ軍高官か、或いは太平洋戦争の結果を知らない無教養としか思えない。どうにしろ大馬鹿野郎である。

・・・

レーダーも万能ではない。
有名な話に、木製の飛行機はレーダーに映らない、というものがあるが、これは誤りである。韓国の海軍レーダー性能は知らないが、通常のレーダーでも木製の飛行機であれ、ヨットであれ発見する事が出来る。ただし、オール金属製に比べると、電波を反射する量がはるかに少ないので、レーダーの有効距離がかなり狭まるのは事実である。その理屈を踏まえて、2018年12月20日、韓国海軍は、あの海域で何をしていたのか?韓国側は、北朝鮮の遭難した漁船を韓国の艦船が救助していたとしているが、日本海の真ん中で救難信号も出ていない北朝鮮船を偶然見つけた事は、かなり違和感がある。そもそも、木製(に見える)北朝鮮の漁船を、レーダーで捕らえたから近寄ったというのも確率は低いだろう。遭難船一隻のために海軍の駆逐艦や海洋警察庁の大型警備艇が2隻も同時に出動するのは不自然でもある。つまり、偶然にもレーダーで漁船を捕らえたのではなく、『初めから遭難した漁船の正確な位置が解っていた』ので、大掛かりな布陣で出港をしたと見ると話が解り易い。では、誰が遭難した漁船の位置を韓国側に通達したのか?一番に得をするのは、常に燃料不足な北朝鮮である。あまり考えたくは無いのだが、”そういう密約”があったために、わざわざ駆逐艦が出る羽目になった。当たり前だが、駆逐艦のような軍艦がしょっちゅう出回っていれば、近隣国の海軍は理由を探るだろう。そうでなくても、中国海軍は増強をしているし、ロシア海軍も名だたる軍隊である。韓国にはアメリカ軍が駐屯しているし、日本海は海上自衛隊が目を光らせている。4カ国の海軍は装備・練度もあるので、そういう不審な動きをしている韓国を常に察知していると考えるべきである。世界一の諜報機関を有するアメリカは、その内情を知っていた可能性すらある。それを防衛省に通達していても同盟関係上、それは自然な事である。
私は韓国は知らないし、防衛関係者でも無ければ、レーダー開発者でもない、北朝鮮の漁船に乗った釣りおじさんでもないので、あまり価値のある文章は書けない。だから、これは妄想ということで終わる方が良いかもしれない。そういう見方もありますけど・・・みたいな感じで、1月雑記を終わります。
最近、雑記も長文ですねぇ・・・本当は短く纏めるのが美しいのですが。

Replay:Hitman: Absolution

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発売当時と現在では、かなり評価が変わる。
2013年に満を持して発売をしたAbsolutionは、これまでのシリーズとは大きく異なるデザインであったがために、従来型Hitmanを期待していた層からはそっぽを向かれ、新規プレイヤーは高難易度に苦しまされた。結局のところ、誰向けに制作されたかが解らないタイトルであり、ほぼ唯一の失敗作とみなされている。当時、私も本作をプレイした時に感じたのは、極端すぎる開発者の押し付けである。ゲーム内スコアを気にするように作られた意地悪さ、一本道のレール・デザインを進めるたびに、酷い吐き気に襲われる。流石はIO Interactive内の精鋭スタッフ"Kane & Lynch"チーム、まるでゲームってものを理解していない。遊びの幅は狭く、それが従来型の持つ利点であったリプレイ性をゼロにしていた。そのために、一回クリアをしたら二度目の起動はありえない。あのクソみたいなリスタート・ポイントを思い出すたびに、感動のあまりアンインストールしてしまうからだ。

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ちぐはぐなゲームだった。
これまでと異なり、ステルスよりもアクションに力が入っている。ステージ内の状況を視覚的に確認できる能力"インスティンクト"は素晴らしいアイデアであり、かなり期待が出来るアクションである。しかし、その実態は有限ゲージ管理であり、変装時にもインスティンクトを使用するシーンの多さに加え、制約が多すぎて自由度に貢献できていない。そのため、変なステージ区切り、クソなリスタート、装備変更不可、イライラする素晴らしいアクション要素が順番を守らずに訪れる。Absolutionの高難易度は、純粋なアクションゲームが陥る悪い見本でもある。ゲージが必要なのに、足りない。プレイヤーにスコアを意識させるデザインが、余計な部分でプレイヤーに完璧主義を求めてくる。それに従ってしまうと、更に高難易度に向き合う羽目になってしまう悪循環だ。要するに、驚くほど柔軟性の無いゲーム開発者が、押し付けがましい製品を発売したのである。それが本作の根本である。

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Hitman(2016)は実に見事な返り咲きであった。
再び箱庭暗殺を取り戻すと、その様相はBlood Moneyを超える高品質。ただの自由度・広さではない。インスティンクトは無限ゲージ化し、変装看破NPCも続投したが、上手なアクセントで収まった。これによりBlood Moneyの時のように変装時は無敵ではなくなったことで、きちんとした緊張感に包まれる。不思議なことに、新生Hitmanは、どこかアイデアがAbsolutionから拾ってきているような部分が多い。一本道MAPは排除されたが、多数NPC状態はキープされたからだ。恐らくマシンパワーの向上やゲームエンジンの進化が大きく手助けになったのだろうが、確かにAbsolutionの中華街は圧巻の出来栄えだった。人ごみに紛れるというアイデアも採用されており、これはHitman 2で更に進化することになった。そのため、Blood MoneyとHitman(2016)は、同じような箱庭ゲームでありながらプレイ感覚が相当に異なっているのである。原因は、この失敗作が後継に大きな影響を与えたからだ。

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意味のある失敗作である。
私は現行のHitmanが大好きで、最新作Hitman 2は狂ったほど周回プレイをしている。何せ銃撃でオブジェクト破壊が出来るようになった事で、アクションがステルス攻略に影響を与えているからだ。狙って撃つ、これもAbsolutionから本格的に取り入れられた事で、やはり旧作とは一線を画するアイデアである。更にカバーアクションもHitmanシリーズに関しては、あると攻略が楽になる。壁際で警備員をやり過ごす暗殺者!!なんとハラハラな現場なのだろうか。そう考えていくと、ちぐはぐなデザインであったが、統合性が無かっただけで、1つ1つは練られていた。この失敗がなければ、劣化Blood Moneyで、永遠と適当な葬式シーンの再活用を拝んでいた可能性もあった。現在、そうなっていないのは、アクション要素てんこ盛りの本作があったからだ。

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私にしてはシリアスな駄作を褒めることに抵抗がある。
再プレイをしても不快さは深いし、健康を害する悪役NPC顔面と気絶しまくる47さんに呆れ果てる。だけれども、2019年の私は、この作品以降のシリーズ状況を知っているので、不思議に怒ることはなかった。開発会社IO Interactiveは、ほぼHitmanだけに頼っている状況だが、逆に一本道ゲームというのも新規タイトルで作っても面白くなりそうではある。なぜなら、Absolutionそのものも精査すれば、面白くなりそうなラインにいるから。少なくても47さんは自由に仕事をさせて欲しいが・・・

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今と昔とでは、想う事が違い過ぎてレビューが難しい。
本作が目指した理想は、別の時代で開花したことを知っていれば、"許容できない寛容さ"で解り合えるかもしれない。いずれにせよ、Absolutionは重要な作品であった。

Fallout4 2週目その7

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"輝きの海"もなんのその。
強敵デスクローとラッドスコルピオンの大繁殖地帯であるが、接敵しなければ問題は無い。ステルス系スキル多めだと、火力も出しやすいために楽になる。通常火力とは別にボーナス値が設定されており、ステルス系はその恩恵が非常に大きかったりする。FO4を始めて一年になるが、ステルス系ボーナスの強さに驚愕している。

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DLC『Automatron』を開始する。
ロボット集団の襲撃に合い、主人を失ったロボットを拾ってしまったママ。どうやらメカニストなる危ない奴がロボットを使って連邦中に迷惑をかけているらしい。エイダの望みはメカニストへの復讐だが、このロボットが感情を持っているようにしか見えない。実はFOシリーズでロボットが感情を持っている状況は珍しい。第三世代の人造人間なら感情がインストールされているが、エイダのような古典的なロボット外見のキャラが感情アリだと違和感がある。しかし、可愛いので許す。

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ロボットをぶっ壊しまくる別ゲーが開幕する。
ロボロボ大戦と化したAutomatronは、自作ロボを仲間に出来るようになるため、相当に熱いDLCだ。エイダは勿論のこと、コズワーズも魔改造可能。しかも、改造の幅がかなり細かく、強化具合もGoodである。つまり自軍をロボだらけにし、ロボ集団を襲う世紀末が実現可能なのだ。これは面白いぜ。

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メカニストの本拠地へ特攻をかけるママとエイダ。
しかし、このダンジョンが異常に長く、かつ難しい。結構にレベル上げをしてきたつもりだが、敵ロボも強敵揃い。恐らく、ファーハーバーと同じように本編クリア後のレベル帯を想定していると思われる。室内戦がメインになるため、爆発物は控えて、ショットガンを持ち込むと楽になるかもしれない。

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メカニスト登場。
Fallout3で居たじゃねえか!!まさか連邦まで出回っているとは・・・。相方のアンタゴナイザーは居ないのか?

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メカニストに叱られるママ。
しかし連邦中で不倫をして、銃をぶっ放し、スリ行為を日常的に行っているので間違ってはいない。やはりメカニストさんは正義の味方でした。という事で、ぶっ殺します。

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衝撃のラストである。
同じDLCのファーハーバーは宗教と住民との争いを描いていたが、此方は"正義の勘違い"になっている。メカニストの言動は笑えるが、終わってみればシリアスなわけで。メカニストは選択次第では仲間になるので、ひとまず生かしておいた。すると、定期的にクエストをくれるようになるので、レベル上げには困らないだろう。メカニストそのものは連れて歩けないのが残念だが、ここが拠点化するため秘密基地感はある。中々に面白い仕上がりだった。ちなみにエイダは完全に自軍に加わるため、連れて歩ける可愛いロボットになる。

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本編、進めないと・・・

プロフィール

ばりー

Author:ばりー
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